オープン戦で取り入れた“半身の構え” 変わっていく重要性…甲斐拓也に聞いた意図

オープン戦で時折見られた“半身の構え”、その狙いとは…?
昨日の自分より、少しでも上手くなりたい。現状維持でいいわけがない。そんな思いを胸に抱え、日々を過ごしている。オープン戦が終わり、いよいよ開幕を迎える日本のプロ野球。オープン戦で勝率1位となったソフトバンクの甲斐拓也捕手は、去年とは違った取り組みを、オープン戦で見せていた。
甲斐がキャンプ、オープン戦でマスクを被る際に時として見せていた、これまでと違う“変化”に気付いたファンもいるはずだ。マスクを被り、投手と向き合う。サインを送ってから「さあ」という時の構え方が、時々、普段と違うようになっていたのだ。
特に大きな変化は左バッターのアウトコースに構える際だ。投手に対して正対するのではなく、キャッチャーミットをはめた側の左肩を前に出し“半身”のような状態で構える。そのままボールをキャッチするのだが、これまでに見られない動きだった。この構えの意図はどこにあるのか。甲斐はこう説明した。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)