見事な火消しの鈴木豪に「今日の勝因」
ソフトバンクは13日、みずほPayPayドームで行われたロッテ戦を7-4で制し、6連勝を飾った。打線は1点を先制された直後の3回に、正木智也外野手の適時二塁打と山本祐大捕手の2点適時二塁打で一挙に3点を奪って逆転。4回には正木が26号2ランを放つと、6回にも2打席連続となる27号ソロをマーク。続く近藤健介外野手にも28号ソロが生まれるなど、一発攻勢で相手を圧倒した。
先発の上茶谷大河投手は3回に1点を失うと、4点リードの5回は4連打を浴びて2失点。なお無死一、二塁の場面で無念の降板となった。2番手の鈴木豪太投手は内野ゴロの間に1点差まで迫られたが、打者3人を凡打に打ち取る見事な火消しを披露。その後はリリーフ陣が無失点でつなぎ、最後は杉山一樹投手が締めて自己最多となる32セーブ目を挙げた。
試合後に取材対応した小久保裕紀監督は、鈴木豪の投球を「今日の勝因」と賞賛。本塁打を量産する正木には「今のうちに楽しんでもらえたら」と言葉を送った。指揮官の主なコメントは以下の通り。
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この先で分かる3つのこと
覚醒した正木智也に小久保監督が送った「独特の金言」
絶体絶命の危機を救った新人投手を指揮官が絶賛した理由
育成出身で1000試合出場の牧原大成に抱く指揮官の本音
3回はスタメン起用された川村友斗選手のヒットから逆転した。
「そうですね。(相手先発のルケーシーが)初対戦の左ピッチャーだったので。ちょっと左(打者)が打ちにくそうにしていたんですけど、川村が先頭で出たので。今日は2番に近藤を入れていて、正木と近藤に(走者を)返してもらおうという思いで(庄子の犠打で)送ったんですけどね。点が入って良かったですね」
正木選手は2打席連続、近藤選手は2試合連続のホームラン。
「5回に結構追い上げられてね。鈴木(豪)を投入したところでは、同点までは覚悟したんですけど。あいつがファーストゴロ、ショートゴロ、三振かな。1点リードしたまま戻ってきたというのが今日の勝因で。その直後に出た、正木の2アウトランナーなしからのホームランも大きかったですね」
中継ぎ陣がゼロで抑えた。
「はい。(ダーウィンゾン・)ヘルナンデスが流れを完全に断ち切ったような感じでしたね。完璧な投球で。(ロベルト・)オスナも状態が良くなってきていますし。8、9回の2人はいつも通りですけどね」
牧原大成選手は育成出身として史上2人目の1000試合出場。
「やっぱりタイトルまで取ってね。ずっと育成(出身)選手というのは付いて回るでしょうけど、今はチームの主力なんで。これからも主力としてやってもらいたいです」
これでチームは6連勝。現時点で優勝マジックは6に。
「今週はいい1週間になったので。明日しっかり休んでというか、移動して。切り替えて、またあさってからのゲームに備えたいと思います」
上茶谷投手の投球は?
「うーん、まぁ、うん。来週も行きますよ。ピッチャーがいないので。6人ギリギリで回しているので」
鈴木豪投手の投球が大きかった。
「同点まで覚悟していましたよ。よく1点リードのまま繋いでくれた。今日はあいつじゃないですか」
頼もしい存在になってきている。
「ずっといいでしょう。山口のホームラン(8月26日のロッテ戦で浴びたサヨナラ弾)もしょうがないので。それ以外はルーキーと思えない落ち着きぶりですね」
この3試合はいずれも逆転勝ち。打線が活発。
「野手はここまで大きな怪我人がなくね。(周東)佑京はありましたけど。先発がゲームを作っているのが大きいですね。先制されたとしても、しっかりとゲームを作ってくれる先発がいるので」
山本祐選手の適時打も大きかった。
「あれは反対方向に強く意識を持って、ランナーを返すいいバッティングでしたね」
正木選手の本塁打のペースが上がっている。
「今は寝るのも惜しいくらいというか、プラスしかないので。今が野球人生で一番楽しいんじゃないですか。これが当たり前になった時に、楽しくなくなるので。今のうちに楽しんでもらえたら」
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)