海野隆司に「投手陣はすごく頼りにしている」 倉野コーチが語る“2年前”…DeNAに警戒心「間違いなく強い」
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記者:長濱幸治2026.10.18
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モイネロは「調整がうまくいかなかったと言わざるを得ない」
ソフトバンクは18日、みずほPayPayドームで投手練習を行った。カーター・スチュワート・ジュニア投手、ジャクソン・ラトリッジ投手、徐若熙投手、リバン・モイネロ投手、松本晴投手、上茶谷大河投手、小林樹斗投手の7人が参加し、汗を流した。練習後には倉野信次投手チーフコーチ兼ヘッドコーディネーター(投手)が取材対応。日本シリーズで対戦するDeNAについて「間違いなく強い」と警戒心を示したほか、海野隆司捕手についても言及した。主なコメントは以下の通り。
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この先で分かる3つのこと
福岡ソフトバンクホークス倉野信次投手チーフコーチが語った警戒感…「間違いなく強い」と語るDeNAへの意識や、海野隆司捕手に寄せる絶大な信頼。「2年前」の教訓を踏まえた投手陣の現状を詳報
海野隆司に「投手陣はすごく頼りにしている」…倉野コーチが語る信頼
DeNAに強い警戒心「間違いなく強い」…2年前の日本シリーズで得た教訓
モイネロの調整状況と鈴木豪太の急成長…日本一へ向けた投手陣の現在地
CSファイナルステージは3連勝。ピッチャー陣の頑張りは。
「もう本当にね、みんなよく頑張ってくれたなと思います」
リリーフ陣の奮闘が大きかった。
「それがかなり大きかったと思いますし、(リバン・)モイネロがああいう形になる(14日の初戦で3回途中に降板)というのはあまり想定はしていなかったんですけど。その中でしっかり中継ぎ陣が抑えてくれたのは本当に大きかったなと思いますね」
モイネロ投手の状態は?
「この前の1試合に関しては状態が良くなかったのは間違いないので。日本シリーズまでにどれだけ改善できるかというのは1つのテーマではありますけど」
3軍戦で登板した時からあまり良くなかった?
「あの時も良くはなかったですけど、それは理由があったので。それはそれで理由があったのでいいんですけど、結果的には調整がうまくいかなかったと言わざるを得ないですね」
なんとか1週間で状態を上げてくれるだろうと期待する?
「そうですね。そのための取り組みもあるので。別に全て選手任せにしているわけではないし、こちらとしてはこういう調整の仕方がいいんじゃないかという提案はもちろんしていますので。色々と話し合いながら、なんとか状態を上げていきたいなと思います」
CSで登板機会のなかった投手でいえば上茶谷大河投手や松本晴投手、中継ぎ陣にも何人かいるが、その調整も難しさはある。
「そうですね。そこもしっかり調整できるように考えています」
何人かはみやざきフェニックス・リーグで登板する。
「そうですね」
上茶谷投手は状態が上がっていると話していた。
「いい状態にはなっていますね。なので試合で見たかったところはありますけど、そんな悠長なことは言ってられなかったので。投げずに済んだというのはチームにとってすごくいいんですけど。上茶谷のピッチングについて僕は注目というか、1ついい材料になるかなとは思っています」
シーズン終盤から見ても、しっかり改善されている?
「そうですね。ブルペンの投球も見ていますし、もちろん調整登板も見たし。いい状態を取り戻しつつあるんじゃないかなとは思っていますね」
鈴木豪太投手もCSでは大活躍だった。
「すごく成長した1人だと思います。」
彼の良さは。
「やっぱり1軍の成功体験を積んだことによってね。自分の良さとか、どういう球が危ないのかとか、自分のピッチングがわかるようになったんじゃないですかね。こうやって投げれば、ある程度抑えられるという自信もついただろうし、逆にこの球を投げれば打たれてしまうというのも分かったと思うので。それが一番大きいんじゃないですか。元々マウンド度胸はありますので。それはもう入ってきた時から『いいな』と僕は思っていたので。そこはあまり心配していなかったんですけど。とにかく成功体験というのが、豪太を成長させた一番の要因じゃないかなとは思います」
日本シリーズの相手がDeNAに決まった。
「もう僕はピッチャー陣の立場から言いますけど、手強い相手であることは間違いないです。交流戦の時から思っていましたから。間違いなく強いと思います。なので、しっかりと対策を練っていかないといけないなとは思います」
徐若熙投手もブルペンに入って、また厚みが増した。
「それは間違いないですね。(アレクサンダー・)アルメンタにしてもそうですし。力のある球を持っていて、しかも複数イニングを投げられるピッチャーが中に入ってるというのは、やっぱり大きいなと思います」
短期決戦ならではの中継ぎ起用。
「そうですね。もちろんシーズンであの2人を『じゃあ中継ぎで使いましょう』とはならないと思うので」
アルメンタ投手もCS中に登録した。
「元々は先発として、このシーズンはやってきましたけど。リハビリから上がってきて、もう先発としての起用はポストシーズンでは難しいので。ただWBCでも中継ぎはやっていますし、経験もあるので。ポストシーズンならではじゃないですけど、すごくいい戦力として考えています」
3軍戦での投球を見て判断した?
「もちろんパフォーマンスが低かったら、当然来季に向けて動き出すんですけど。パフォーマンスが高いのであれば、僕はどうやって戦力に厚みを持たせるかというのを常に考えているので。それはアルメンタだけじゃなくて、今2軍で投げているピッチャーもそうですし。そういった意味では、パフォーマンスが高かったというのは間違いなく要因ではあります」
16日に先発した前田悠伍投手の投球はどう見た?
「いつも通りの感じでは入れたかなとは思うんですけど。いつもよりちょっと表情が硬かったかなと。いい意味で。『ちょっと硬くなりすぎて大丈夫かな?』というのではなくて、いい緊張感を漂わせていましたね。実際にブルペンでもすごく良かったので。試合前のブルペンを見て、今日は久しぶりにいいなと思ったくらい。ただ、先頭バッターに打たれて、ちょっとリズムを崩しましたけど」
彼の精神力の強さは短期決戦でも生きてくる。
「そこは心配していないです。悠伍に関してだけじゃなく、今ここにいるメンバーはシーズン中も苦しい時期とか状況を乗り越えてきているので。ポストシーズンだから何かメンタル的に変わってしまうというのはないです。といっても、基本的にはあと7試合ですから。最後はみんなで力を振り絞る時期だと思います。そういった意味では、緊張しすぎてパフォーマンスが出ないみたいなピッチャーはあまりいないと思います」
あくまでシーズン中と変わらず。
「はい。もちろん緊張感は増すでしょうけど、それによって左右されるようなメンタルではないですよ、うちの投手陣は。僕はそう思っています」
日本シリーズではカーター・スチュワート・ジュニア投手やジャクソン・ラトリッジ投手を第2先発として起用するプランはある?
「第2先発という考え方はあるにはあるんですけど。最長12回をどうやって戦っていくのかというシミュレーションをするので。第2先発が必要だったらそうなるでしょうし。第2先発については色々と反省もあるので。過去も踏まえてですね」
第2先発を置く難しさもある。
「第2先発が必要なチーム状態とか中継ぎ陣の陣容ってあるんですよ。深くは言えないんですけど。第2先発が必要な年もあります。種明かしはできないですけどね」
今は第2先発を置かなくても戦えるチームになっている?
「戦える陣容は揃えているつもりですね。初回で危険球退場しましたとなったらあれですけど、それでも戦えるようにシミュレーションしているので。第2先発の考え方は色々とあるので。それは日によって違いますし、勝敗によっても変わりますし。色々と考えることがたくさんあって、選択肢の1つであるのは間違いないです」
CS第1戦でも鈴木豪投手が回をまたいだのも大きかった。
「それは計算していますよ。誰をまたがせるのか。全員1イニングで繋ぐわけにはいかなかったので。延長に入ったらピッチャーがいなくなっちゃうので。延長に入ったら負けでいいですというわけにいかないじゃないですか。野手を投げさせますとかできないわけだから。誰をまたがせるのかも含めて、常に試合中に監督と相談しながら考えていますね」
CSは3試合で決めるという思いが伝わってきた。日本シリーズも7戦を考えるというよりも、なるべく早く決めたい。
「7戦で考えたらダメだと思いますね。本当に1つの負けで何が起こるかわからないので。例えば16日の試合(CSファイナルステージ第3戦)でも4勝0敗の状態で1つ負けたとして、次の試合も勝てるかどうかはわからないじゃないですか。確実に勝ちに行くという、そこの見極めは(小久保裕紀)監督はすごいと思うので。僕はそれについていくだけなので。選手の状態を把握していけるのか、いけないのかという情報をしっかり共有して、監督が最後判断するので。」
首脳陣として3つ負けられるみたいな捉え方ではない。
「全くないです。全くない。1つの負けがどれくらい流れを変えるのかは、本当に僕らは2年前(の日本シリーズ)で身に染みてわかっているわけだから。別に油断したりとか、隙を見せたりしたわけではないですけど、流れって本当にすぐ変わるので。相手もやっぱり実力があるんでね。そんなに簡単なもんじゃないですよね。取り返しがつかないんですよ。レギュラーシーズンでまだ何試合も残っていたら取り返しが効くかもしれないですけど、短期決戦は取り返しがつかないので。なので余裕とかそんなものは絶対にないですよね」
山本祐大選手がいる効果も大きい?
「まあ、どうですかね。多少はあるんでしょうけど。向こうだって尾形(崇斗)とか井上(朋也)とかいるじゃないですか。そこはお互い様だと思います。なんとか勝てるように全力を尽くします」
CSを見ても、山本祐選手の存在感が際立っていた。
「祐大もそうですし、控えている海野(隆司)もしっかりと準備をしていると思うので。僕らピッチャー陣から見ると、祐大だけじゃなくて海野も含めてね。何かあったら海野がいる。そういう心の支えじゃないですけど、安心感もあるし、ピッチャー陣からしたらすごく頼りにしていると思いますね」
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)