山本祐大が移籍後初アーチ…小久保監督「今日の勝因」 復調オスナの姿に「敬意を表する」

  • 記者:長濱幸治
    2026.05.22
  • 1軍
勝利のハイタッチを交わす小久保裕紀監督【写真:栗木一考】
勝利のハイタッチを交わす小久保裕紀監督【写真:栗木一考】

前田純が今季初登板で勝利投手に

 ソフトバンクは22日、みずほPayPayドームでの日本ハム戦に10-0で快勝した。この日今季初昇格初先発となった前田純投手は初回の先頭打者に安打を許したものの、そこから5回2死まで打者13人を打ち取る快投を披露。5回を投げて63球、2安打無四球6奪三振の投球で今季1勝目を挙げた。

 打線は初回に近藤健介外野手の適時打で幸先よく先制すると、2回には牧原大成内野手の犠飛で1点を追加。2-0で迎えた7回には山本祐大捕手が移籍後初となるソロ本塁打を放った。その後も正木智也外野手、栗原陵矢内野手、柳田悠岐外野手に適時打が生まれると、打者一巡後に再び山本祐が3点適時打を放つなど、この回一挙8得点を挙げた。

 試合後に取材対応した小久保裕紀監督は「こっちの予想以上のピッチングでしたね」と前田純投手を称賛。主なコメントは以下の通り。

会員になると続きをご覧いただけます

この先で分かる3つのこと

・前田純の快投を支えた「最大の武器」とは
・山本祐大が持つ「数字にない凄み」
・“7回のオスナ”に監督が抱く敬意の理由
先発の前田純投手のピッチングについて。
「よく5回まで2点のリードを守りながら。こっちの予想以上のピッチングでしたね」
今シーズン1軍初登板。
「先週、上沢がちょっと体調が良くなくて、『今週どうしよう』ってなった中で、もう今は前田純が1番手ということだったんで、今日はいきましたけどね。本当に立派なピッチングだったと思います」
先発陣にとっても、チームにとっても、大きなピッチングだった。
「そうですね。開幕からローテーションのピッチャーが離脱してる中でね、本当にどうしても経験の浅い若い投手の底上げがない限りはね、なかなか首位に追い上げていけないんでね。そういった点では非常にいいピッチングだったと思いますね」
7回にビッグイニング。
「あんなに繋がったのが久しぶりだったんでね。山本祐大のソロ、あれが一番大きくて。点が入った後の中盤も淡々と進んでいく試合が多くて。今日もそうだったんでね、山本(恵大)のデッドボール1つだけで。と思って矢先の山本祐のホームランだったんで。あれが今日の勝因だと思いますね」
山本祐選手の本塁打は大きな意味がある。
「そうですね。先制した後のやっぱり中押しとか、中盤で先制したのであれば、後半のダメ押しとかね。もうちょっとそこに意識を向けていくっていう課題はあるので、それは明日からも引き続きやりたいですね」
リード面でも5人の投手を引っ張り、無失点リレー。
「横浜でずっと正捕手でやってきたキャッチャーですから。経験もありますしね、その辺は信頼して送り出しています」
4カードぶりに初戦を取った。
「今週は交流戦前の最後のカードですから。しかも日曜日には、王貞治レジェンドデーがあるんでね。なんとか、いい形で終われるように、まずは明日勝ち越し決めたいと思います」
前田純投手が5回を投げ切ってくれた。
「3回り目に入って、(6回の)途中で交代するよりも、頭から代えました」
チェンジアップが効いていた。
「初回はめちゃくちゃ緊張していたんですけど、あのゲッツーで落ち着いた感じで。球速的にはびっくりするようなボールではないですけど、真っすぐのホップ成分とチェンジアップ、カーブの組み合わせが武器のピッチャーなので。よく投げてくれたと思いますよ」
上茶谷大河投手もプレッシャーがかかる中で好投した。
「イニングの頭からの方がテンポよく投げられるピッチャーなので。いい投球でした」
ロベルト・オスナ投手も安定している。
「最近はずっと7回のところを任せていますけど、出力もここ数年の中では出ているシーズンなので。7回であってもクローザーの時と変わらぬ姿で準備してくれているのは敬意を表したいと思いますね」
山本祐選手の打撃が光った。
「作戦上の細かいことは言えないですけど、数字だけじゃないので、バッティングは。ベンチがこうして欲しいというバッティングができる選手なので。ファウルで粘りながらも一、二塁間にゴロを転がしたり、今日もフライで進塁打にしたり。そういう能力というか、当て勘があるバッターですね」
今季初昇格となった大山投手が9回を締め括った。
「今の評価の中では、2軍首脳陣から一番の推薦が来ていたので。今日は点差がありましたけど、春先のような姿はもうないですね」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)