松本裕樹に「何1つ思うことはない」 山川穂高と周東佑京、2人の主軸が語る“仲間への思い”

  • 記者:竹村岳
    2026.10.27
  • 1軍
9回に同点弾を放った山川穂高【写真:栗木一考】
9回に同点弾を放った山川穂高【写真:栗木一考】

逆転を許した松本裕樹に…山川穂高と周東佑京が語った思い

 痛恨の一発を浴びたセットアッパーは、ベンチで顔を上げることさえできなかった。残された攻撃はあと1イニング。誰しもが、このまま終わるつもりなどなかった。山川穂高内野手が放った貴重な同点弾。34歳のスラッガーはナインの思いを“代弁”した。「みんな同じ気持ちだと思います」――。

 25日に横浜スタジアムで行われた「SMBC日本シリーズ2026」の第2戦。2点リードで迎えた8回だった。2番手の松本裕樹投手が1死一、二塁のピンチを招くと、筒香の打球は無情にも左翼席に飛び込んだ。逆転3ランで試合が一気にひっくり返ると、続く松尾にストレートの四球を与えたところでベンチは交代を決断。マウンドを降りた背番号66はベンチに戻ると、ただうつむくしかなかった。どれだけ緊迫した場面でも表情を変えずにバッターに立ち向かっていく男の姿は、そこにはなかった。

 1点を追いかける展開となり、9回1死で代打・山川が打席に向かう。チームメートの思いを乗せた打球は、左翼場外へと消えていった。土壇場でチームを救う同点アーチが生まれると、延長10回には川村友斗外野手の決勝ソロで勝負は決した。

 試合後、松本裕を責める者は誰1人としていなかった。それは山川だけではなく、グラウンドでチームを牽引する周東佑京外野手も同じだった。どんな展開になろうと、全員で前を向き、カバーし合う。劇的な逆転勝利の裏で、2人の主軸が明かした“仲間”への思いとは――。

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ベンチでうなだれる松本裕樹【写真:黒澤崇】
ベンチでうなだれる松本裕樹【写真:黒澤崇】

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川村友斗を抱きしめる周東佑京【写真:黒澤崇】
川村友斗を抱きしめる周東佑京【写真:黒澤崇】

周東自身も口にした反省点「僕がなんとか」

(竹村岳 / Gaku Takemura)