庄子雄大の胸に刻まれた失敗「2度と同じことはしない」 試合を分けた好守…本多コーチが明かす「練習の賜物」

  • 記者:竹村岳
    2026.10.15
  • 1軍
三遊間の打球を処理する庄子雄大【写真:栗木一考】
三遊間の打球を処理する庄子雄大【写真:栗木一考】

小久保監督も絶賛「あそこのワンアウトが大きかった」

 三遊間の打球に迷わず横っ飛びし、正確に腕を振る。流れるように完成させたワンプレーの裏側には、師弟が二人三脚で歩んだ日々があった。

「結果的にあそこで防げたのは大きかったと思います」

 こう充実の表情で振り返ったのは、2年目でポストシーズン初スタメンとなった庄子雄大内野手だった。

 14日にみずほPayPayドームで行われた日本ハムとのCSファイナルステージ第1戦に「9番・遊撃」でスタメン出場。先発のリバン・モイネロ投手が2回1死満塁のピンチを招き、迎えた山縣の打球は三遊間へと飛んだ。これをダイビングキャッチ。二塁に送球して2つ目のアウトを奪った。小久保裕紀監督も「あれがなかったら、あの回は多分止まっていなかったと思う。あそこでワンアウトを取ったのが大きかった」と絶賛するプレーだった。

 4回の攻撃では同点打も放ち、勝利投手となった鈴木豪太投手とお立ち台に立った。CS初スタメンという大役に「(午後)5時くらいですかね。急に心臓がバクバクし始めました。人生で一番の緊張だったと思います。あの三遊間の打球を飛びついて捕った後から、普通くらいになっていきました」と語る姿は初々しさもあった。

 レギュラーシーズンで108試合に出場し、パ・リーグ3連覇を支えた24歳は大舞台でも堂々とスタメンに名を連ねた。モイネロの乱調という最大の窮地でも、チームが慌てなかったのはなぜか。そして重要な局面で飛び出した美技の裏側とは――。

 このプレーは決して偶然生まれたものではない。本多雄一守備走塁兼作戦コーチだけがそう言い切れる。背景にある、積み上げてきた「失敗の克服」。庄子が肌で感じたホークスの凄みと、どんな時も継続した反復練習の記憶が明かされる。

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この先で分かる3つのこと

モイネロ乱調でも…庄子雄大が明かすチームが焦らない理由
「2度と同じことはしない」本多コーチが絶賛した反復練習
過去のミスを克服…本多コーチと積んだ「寝っ転がる練習」

ホークスが見せる短期決戦の強さ「焦りが見えない」

鈴木豪太とハイタッチする庄子雄大【写真:栗木一考】
鈴木豪太とハイタッチする庄子雄大【写真:栗木一考】

「練習に対する意識の賜物」ビッグプレーを生んだ成功体験

(竹村岳 / Gaku Takemura)