モレノを支えた母の愛…13キロも増量した背景 感銘を受けた“ホークスの文化”「すごく好きなんです」

  • 記者:飯田航平
    2026.10.11
  • 2軍

「怪我があってできない期間はあったけど…」

 ホークスの将来を担う育成選手に焦点を当てたコーナー「未来の推し鷹」。今回はキューバからやってきた育成ルーキー、ジョナサン・モレノ内野手が登場します。入団時の68キロから81キロへ――。13キロの増量を果たし、着実に肉体改造を進めている若き逸材。今季味わった苦しいリハビリ期間を救ったのは、遠く祖国から駆けつけた母の“温もり”でした。首脳陣も息をのむ規格外のポテンシャルと、異国の地で見つけた「進化の道筋」に迫ります。

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 異国の地での野球は、自身の性格にぴったりとフィットしている。今季、育成選手として加入したモレノが、秋の日差しが降り注ぐ「みやざきフェニックス・リーグ」のグラウンドで汗を流している。入団時の体重は68キロ。しかし、現在は81キロにまでビルドアップされ、ユニホーム越しにもわかるほど胸回りや肩回りの厚みが増している。単に体重が増えただけではない。セールスポイントでもあるスピードを一切落とすことなく手に入れた13キロの増量は、筑後の地で重ねてきた1シーズンの結晶だ。

「やっぱり日本人とは違うポテンシャルは、すごくあるので」

 指導にあたる森笠繁2軍打撃コーチは、モレノが見せる“無限の可能性”に目を細める。バッターボックスで見せるしなやかさと爆発力は、教えて授けられるものではない天性のものがある。ただ、日本の鋭い変化球や球速への対応は、まだ経験を重ねている段階。「見えてはいるけど、体が反応しない部分はあります。それでもちゃんと考えているし、自分の意見を持っている選手」。森笠コーチが明かすように、身体能力に頼るのではなく、日々貪欲に課題と向き合っている。

 今季は肉離れで約2か月間におよぶリハビリ生活を余儀なくされた。来日1年目の19歳にとっては苦しい期間だっただろう。だが、モレノの心が折れることはなかった。「怪我をしている間も、トレーニングできるところはやり続けようと思ってやってきました。1日でも早く回復しようとずっと思ってやってきたので」。モレノのモチベーションを影で支えたのは、キューバから駆けつけた母の存在だった――。

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この先で分かる3つのこと

リハビリ中に来日した母…モレノがこぼした切ない本音
劇的な肉体変化をもたらした、日本と祖国の食事の「差」
「キューバでは流しちゃう」感動した日本の野球文化
ジョナサン・モレノ【写真:飯田航平】
ジョナサン・モレノ【写真:飯田航平】

街の美しさに驚き、豚骨ラーメンを愛する素顔

ジョナサン・モレノ(中央)【写真:飯田航平】
ジョナサン・モレノ(中央)【写真:飯田航平】

(飯田航平 / Kohei Iida)

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