室内練習場で号泣「このままじゃ終わっちゃう」 1人になって溢れた感情、鈴木貴大は「応援したくなる選手」

  • 記者:森大樹
    2026.09.25
  • 2軍
ベンチ前で声を出す鈴木貴大【写真:竹村岳】
ベンチ前で声を出す鈴木貴大【写真:竹村岳】

育成5位ルーキー・鈴木貴大が流した悔し涙

 溢れる涙を、堪えることができなかった――。19日のファーム・リーグ阪神戦(タマスタ筑後)。試合時間3時間36分のナイターゲームを終え、翌日もデーゲーム。次々と選手がクラブハウスへと引き上げていく中、1人でノックを受け続けていたのは、育成ドラフト5位ルーキー・鈴木貴大外野手だった。全ての練習を終え、室内練習場に戻った直後。記者の問いかけに、張り詰めていた感情が、一気に溢れ出した。

「悔しいですね。不甲斐ないし、申し訳ないです」

 涙が頬をつたい、その声は明らかに震えていた。プロの世界に飛び込んで半年。自らの現在地に抱いている感情が、そこには現れていた。

 藤沢清流高、富士大、クラブチーム「CLUB REBASE」を経て、24歳でプロ入りを果たしたオールドルーキー。前半戦は3軍戦や特化組(打撃や守備など各々の課題に特化した練習に注力する組)で経験を積み、支配下登録期限が過ぎた8月以降は2軍戦での出場が増えている。斉藤和巳2軍監督も「どんな時も声が出ているし、うちだけじゃなくて、ここ最近の野球界にいないタイプだよね」と評する泥臭い姿勢と、豪快な打撃が持ち味の選手だ。

 ただ、2軍では公式戦初安打を記録したものの、21試合で打率.148、0本塁打、4打点(9月24日終了時点)と、なかなか結果がついてこない。この日の阪神戦でも3打数3三振。悔しさを抱えたまま、それでも最後まで練習を続けた。「泣きたくはないんですけど、ここ最近ずっと堪えながらやっていました」。悔し泣きの夜――。吐露したのは、今の自分に対する率直な思いだった。

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結果が出ない2軍戦…育成5位・鈴木貴大が流した悔し涙
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(森大樹 / Daiki Mori)

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