江崎歩が溢した「打てる気がしない」 苦悩を振り払った1本のバット…胸に刺さった斉藤和巳監督からの「忘れるなよ」

  • 記者:森大樹
    2026.09.14
  • 2軍
プロ入り初の1試合3安打を放った江崎歩【写真:荒川祐史】
プロ入り初の1試合3安打を放った江崎歩【写真:荒川祐史】

江崎歩が公式戦初の3安打

 苦悩を振り払うかのような3本の安打だったーー。13日のファーム・リーグ広島戦(タマスタ筑後)。育成1年目の江崎歩内野手は、2回の先頭打者として右前打を放つと、さらに、その後に2本の安打を積み重ね、プロ入り後初となる公式戦での猛打賞を記録した。

 8月4日から2軍に合流した江崎は、ここまでファーム・リーグ25試合に出場。先発で起用される機会も増えている。自慢の守備では好プレーを見せる一方で、9月1日からのビジター5試合では15打数2安打、打率.133と苦しんだ。ある試合後には「もう打てる気がしないです」と、こぼすほどだった。

 実は3安打を記録したこの日、手にしていたのは自身のバットではなかった。「これ使ってみれば?」。差し込む光となったのはチームメートから譲り受けた1本のバットだった。そして、ある日の練習日、試行錯誤を続ける中で、斉藤和巳2軍監督と2人で交わした会話。伝えられた「あの時の気持ちを忘れるなよ」という言葉の意味とはーー。

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藤田悠太郎のバットを使って臨んだ一戦だった【写真:荒川祐史】
藤田悠太郎のバットを使って臨んだ一戦だった【写真:荒川祐史】

斉藤和巳監督から呼び止められた20分間

(森大樹 / Daiki Mori)

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