両チーム無得点で迎えた9回、野村勇が決勝打
ソフトバンクの2軍は1日、ファーム・リーグの中日戦(ナゴヤ球場)に1-0で勝利した。先発・大山凌投手は7回を97球、4安打8奪三振無失点の好投。8回はロベルト・オスナ投手、9回は大江竜聖投手がそれぞれ無失点に抑え、完封リレーを完成させた。
打線は0-0で迎えた9回、ジーター・ダウンズ内野手と秋広優人内野手の四球で1死一、二塁のチャンスを作ると、野村勇内野手が左前へ適時打を放ち、先制に成功。この一打が決勝点となった。試合後、取材に応じた斉藤和巳2軍監督は、9回無死一塁で今季犠打0の笹川吉康外野手にバントのサインを出した意図を明かした。主な一問一答は以下の通り。
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この先で分かる3つのこと
今季犠打0の笹川にバントを出した「1軍を見据えた真意」
1番イヒネ・3番笹川に変更した「打撃コーチとの思惑」
大山が7回無失点好投も斉藤監督が求めた「次回への課題」
9回無死一塁で笹川選手がバントの構えを見せた。あそこはサインだった?
あの場面は1点を取りにいった攻撃だった。
「もちろん9回だから。この間、(高橋)隆慶にバントをさせた時にも言ったけど、今年は(バントを)させていないから」
最後は野村選手が決めた。
「最近あまり打つ方で中々良い結果が出ていなかったから。これで気分も少し楽になってほしいなと思うけどね」
勝てる試合は当然勝ちにいく。
「もちろん。勝敗を全て度外視しているわけではないから。選手の1人1人のことももちろん考えるけど、チームとしてああいう展開に持ってこれたのであれば、せっかくなら勝ちにいくというのは常に頭の中に置いているから。それに誰であっても1軍へ行ったら、そういう(バントをする)場面もある。そこできちんとバントが決められるようになれば、1軍へ行った時に終盤で交代させられないということもある。ただ、ここまでずっとそういう作戦を取っていなかったので。でも、もう打たないといけない選手が多いんでね。それ以外の選手は何回かやらせている。もう時期も時期だし、試合展開も考えてということ」
イヒネ・イツア選手のタッチアップが早くてアウトになる場面があった。
「あまりああいうところでアウトになるのは見たことがないというか。多分野球人生で初めてぐらい。自分の足を信じていれば、そんなに焦ることはなかったかなとは思うけどね。そこは本人がどう思っているか。あとはコーチに任せる」
先週のゲームからイヒネ選手を1番、笹川選手を3番で固定して起用している。ここの狙いは?
「吉康を1番で2か月くらい使って。ある程度打席の中でいろいろ考えられるようになってきたし、変化も少し見られるなというところで。3番にしたらどうなるのか。まあそこは調子の良し悪しもあったりするので。それでイヒネも1番でどういう働きができるのかというのも見てみたかった。そこはバッティングコーチと話をして、『ちょっと入れ替えてみましょうか』ということで。ここ何試合かそういう形が続いている」
先発・大山投手が7回無失点の好投。
「今日はしっかり腕が振れていて、良いボールは多かったかなという感じはしているけどね。ただ結果だけじゃなくて、いつものように内容も詰めていかないといけないので。そのあたりは、毎回すごく良いというわけではないので。今日はいいピッチングができたことを、次の登板に向けて。さらにどういう形で質を上げていくかというのを、考えて取り組まないといけない」
(森大樹 / Daiki Mori)