川村友斗が明かす大歓声の“ど真ん中” 集中で消えた重圧…中村晃に受けた静かな刺激

  • 記者:竹村岳
    2026.08.24
  • 1軍
今宮健太の代走に送られた川村友斗【写真:栗木一考】
今宮健太の代走に送られた川村友斗【写真:栗木一考】

1点を追う8回無死一塁から代走で出場

 重圧がかかるグラウンドに、颯爽と飛び出していく。開幕から1軍帯同を続けてきても、緊張感を味わう場面。冷静でいられたのは準備の賜物だった。「いつも通りにプレーはできたのかなと思います」。こう汗を拭いながら振り返ったのは、川村友斗外野手だ。

 完封負けを喫した23日のオリックス戦(みずほPayPayドーム)。相手先発・曽谷に苦しめられ、スコアボードにはゼロが並んでいた。1点を追いかける8回無死、先頭の今宮健太内野手が中前打で出塁すると、ベンチが代走として送り出したのが川村だった。本塁を踏むことはできなかったが、三塁まで到達。首脳陣の期待に応えようと、自らの役割に全力を尽くした瞬間だった。

 これが今季82試合目の出場。守備固めとしてグラウンドに出ていくことが多く、代走として出番を得たのはこれが30試合目だった。「もう終盤でしたし、健太さんが出たら『行くぞ』と言われていたので、準備はしていました」。任されたのは、勝敗を左右する重要な走者。大歓声が包んだグラウンドで、抱いた思いは「それどころじゃないんです」――。中村晃内野手の姿に受けた静かな刺激、そして自分自身の失敗を糧にして繰り返した、泥臭い準備に迫る。

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この先で分かる3つのこと

大歓声の“ど真ん中”で冷静に…代走・川村友斗が巡らせた思考
川村友斗が中村晃の姿に感じた違和感「本当に今年で…」
失敗をそのままにしない…試合前に重ねた泥臭いバント練習

“ここ一番”の場面で託された代走「冷静に」

中村晃の中飛で三進する川村友斗【写真:栗木一考】
中村晃の中飛で三進する川村友斗【写真:栗木一考】

試合前には3度のバント練習「練習しないと成功しない」

(竹村岳 / Gaku Takemura)