前田悠伍が指摘された「重みがない」 倉野コーチに呼び出され…無傷10連勝の裏にあった厳しい言葉

  • 記者:竹村岳
    2026.08.10
  • 1軍
7回無失点で開幕10連勝となった前田悠伍【写真:荒川祐史】
7回無失点で開幕10連勝となった前田悠伍【写真:荒川祐史】

10勝目を挙げる1週間前…楽天戦で6回5失点

「本当に毎日が楽しいですし、幸せだなと思います」

 ヒーローインタビューでマイクを向けられた21歳の声には興奮の色が残っていた。快挙を成し遂げてスポットライトを浴びる1週間前、前田悠伍投手は自らの“あり方”を問いただされていた。「気持ちを切らすなよ」――。首脳陣の目には“慢心”と映ったマウンドの姿。今の成績があるのは、誰よりも厳しく接してくれる存在があるからだ。

 9日の西武戦(ベルーナドーム)、カード勝ち越しをかけて前田悠はマウンドに上がった。序盤から走者を背負ったものの、ピンチは広げない。無四球というリズムの良さでアウトを積み重ね、7回無失点。二塁すら踏ませないピッチングで無傷の10勝目を手に入れた。開幕10連勝は、球団では2005年の斉藤和巳2軍監督以来、21年ぶりの快挙となった。

「個人的には負けているので」

 悔しさを隠すことなくそう語ったのは、1週間前だった。2日の楽天戦(楽天モバイル最強パーク)で先発した左腕は、6イニングを投げて今季最多の5失点。打線の大量援護に守られて9勝目を挙げたが、反省ばかりが残る登板だった。その試合後、前田悠を呼び出したのは倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)だった。隙を見せていたつもりはなかったが、“厳しい言葉”をかけられ、あらためて背筋を伸ばした。

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この先で分かる3つのこと

9勝目の裏で…倉野コーチが前田悠伍にかけた厳しい言葉
快挙の裏で見抜かれた…倉野コーチが痛感した投球の「軽さ」
2桁勝利も「通過点」前田悠が慢心を退け狙うさらなる高み

倉野信次コーチの言葉「このままだとやられちゃうよ」

10勝目を挙げて記念撮影に応じる前田悠伍【写真:竹村岳】
10勝目を挙げて記念撮影に応じる前田悠伍【写真:竹村岳】

2桁勝利は“通過点”「僕はもっと上に行きたい」

(竹村岳 / Gaku Takemura)