時には自分を許しながら…スチュワートが捨てた葛藤 吐露した苦悩と心境の変化「今も心の中に」

  • 記者:竹村岳
    2026.08.07
  • 1軍
6回を投げ終えて雄叫びを上げたカーター・スチュワート・ジュニア【写真:栗木一考】
6回を投げ終えて雄叫びを上げたカーター・スチュワート・ジュニア【写真:栗木一考】

6回、レイエスに痛恨の逆転2ラン「悔いが残る」

「あのボールだけが悔いが残ります」――。

 偽りのない本音だった。目の前で途切れたチームの連勝。その責任を一身に背負いながらも、カーター・スチュワート・ジュニア投手の眼光は力強かった。投球内容の全てに納得できるはずはない。反省点も多く残った。しかし、長い苦悩を乗り越えたからこそ、右腕は敗戦から“何か”を学ぼうとしていた。

 6日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)、右腕にとっては今季13試合目の登板だった。立ち上がりから走者を出したが、ホームは踏ませない。1点をリードした状況で、6回に突入した。1死から万波に安打を浴びると、打席に迎えたのがレイエス。真ん中に入った変化球を捉えられ、逆転2ランを許してしまった。この1球こそ、スチュワートに残った“悔い”だ。

 2025年は左脇腹を痛めて1軍登板なし。1年間の“ブランク”は、自身が想像していた以上に大きかった。今シーズン序盤には初回に6失点を喫するなど、マウンド上で不安と孤独に押し潰されそうになった夜もあった。しかし、この日見せたのは「弱さ」を克服し、打者との勝負にフォーカスする姿。悪夢のような時期を乗り越え、確実に生まれている心境の変化を激白した。

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スチュワートの表情が吹っ切れていた理由

ベンチで山本祐大と言葉を交わすカーター・スチュワート・ジュニア【写真:栗木一考】
ベンチで山本祐大と言葉を交わすカーター・スチュワート・ジュニア【写真:栗木一考】

スチュワートと山本祐大が口を揃えた「反省」

(竹村岳 / Gaku Takemura)