上沢直之の雄叫び直前…察知した「狙っている」 試合を分けた一球、バッテリーが下した決断

  • 記者:森大樹
    2026.07.08
  • 1軍
ピンチを切り抜けて雄叫びを上げる上沢直之【写真:栗木一考】
ピンチを切り抜けて雄叫びを上げる上沢直之【写真:栗木一考】

4回の大ピンチ、バッテリーが察知した「狙っている」

 絶体絶命のピンチを乗り越え、この日一番の雄叫びを上げた。「あそこをゼロで切り抜けられるのは、力がある証拠」。指揮官も絶賛した、粘りの投球だった。1点リードの4回2死一、二塁のピンチ。上沢直之投手がこの日最速となる152キロのストレートで空振り三振を奪った。77球目に投じた“魂の一球”の裏側には、マウンド上でとっさに下した決断があった――。

 7日のオリックス戦(京セラドーム)。先発の上沢は初回と2回に失点しながらも、6回2失点の粘投で今季5勝目を挙げた。 試合を分けたのは4回だった。先頭の森に内野安打を許し、1死から紅林の中前打で一、三塁のピンチを背負う。ここでギアを一段階挙げた。宗を三ゴロに仕留め、本塁封殺で2死とすると、続く若月をカウント2-2と追い込む。最後は高めの真っすぐで空振り三振を奪ってみせた。

 ピンチを切り抜けて、上沢が見せた熱い雄叫び。実はこの一球の直前にプレートを外していた。 「あの場面、1回サインは決まったんですけど……」 。この日もマスクを被った海野隆司捕手。バッテリー2人の言葉から、試合を分けた一球の舞台裏に迫った。

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この先で分かる3つのこと

一度決まったサインを変更した、打者の不穏な雰囲気とは
5回以降の3者凡退を呼んだ、中盤からの組み立ての変化
序盤の失点から修正できた、ベンチ前で海野と交わした言葉
ハイタッチを交わす海野隆司と上沢直之【写真:栗木一考】
ハイタッチを交わす海野隆司と上沢直之【写真:栗木一考】

重ねたバッテリーの会話「切り替えられた」

ヒーローインタビューに登場した上沢直之【写真:栗木一考】
ヒーローインタビューに登場した上沢直之【写真:栗木一考】

(森大樹 / Daiki Mori)