鷹フルがお届けする「リハビリレポート」。6月27日にタマスタ筑後で調整する11選手の状況を追いました。26日からリバン・モイネロ投手が「再開」させたこと。最速159キロを誇るアレクサンダー・アルメンタ投手の負傷箇所や、左手有鉤骨鉤摘出術から復帰を目指す、山本祐大捕手がネットスローの最後に笑顔を見せた理由についても取材を行いました。育成選手も含めたリハビリ情報を詳報します。
・稲川竜汰(左膝痛)
5月の韓国遠征で左膝を痛めた。「投げるのは問題ないですけど、ガッツリは動けていないです。膝なので下半身のメニューはかなり限られている状況ですが、『塵も積もれば山となる』の精神でいきます」。
・アレクサンダー・アルメンタ(左肘痛)
6月14日のヤクルト戦(みずほPayPayドーム)で2回1/3を投げ2失点で2敗目を喫した。翌15日に登録を抹消され、リハビリ組に移行。川越英隆コーディネーター(投手ファーム統括)は「今はノースローとなっています。すごく時間がかかるというわけではないと思います」と説明した。
・リバン・モイネロ(左肩の違和感)
5月14日の3軍戦に登板して以降、リハビリ組に移行。これが今季唯一の実戦登板となっている。昨年はレギュラーシーズンで24試合に先発し167イニングを消化。今年の2月はワールド・ベースボール・クラシックにキューバ代表として選出されていた。6月26日に傾斜板を使ったキャッチボールを再開させ、状況に応じながらみずほPayPayドームとタマスタ筑後でリハビリメニューを行っている。川越コーディネーターは「順調には来ています。急に(強度を)上げすぎて、長引くのもよくないので。彼の感覚も踏まえて、段階を踏んでくれたら」と語った。
・イヒネ・イツア(右肘痛)
6月からリハビリ組に移行。「投げる以外の制限はないんですけど、試合に出るにはどうしても投げられないといけないので。そういう意味ではまだ時間はかかりそうです」。今季は4年目で初の開幕1軍を掴み取り8試合に出場したが2打数無安打。4月27日に登録を抹消されていた。
・山本祐大(6月12日に左手有鉤骨鉤摘出術)
左手の手術を終えて、21日からリハビリ組に合流した。この日は塁間程度の距離でネットスローを行った。最後の1球のみ、トレーナーを相手にボールを投じると、心地よい捕球音が響き「野球をやっている感じがしますね」と笑顔を見せていた。その後、右手だけを使ったティー打撃を行い、室内練習場での調整を終えていた。
・宇野真仁朗(2025年7月に右肘のトミー・ジョン手術、9月に左尺側手根伸筋腱腱鞘再建術、ならびに左TFCC縫合術)
すでに3軍での実戦復帰は果たしているが、今はリハビリ組での調整。「試合レベルにはなっているんですけど、まだ100%ではない。時間をかけながら、慣れもそうですし、投げ方を修正しているところです。試合で全力で投げても壊れないように」。リハビリ組ではあるが、打撃練習や走塁面では制限なくプレーしている。
・大野稼頭央(左肘痛)
5月末からリハビリ組に移行し、2週間はノースロー調整だった。現在のキャッチボールの強度は7割程度。「フォームのバランスと肘の状態を見ながら投げています」。ブルペン投球は少し先になる見通し。「投げる強度自体を上げていく段階ですね。角度がついた時にどうなるかだと思います」と話した。
・ダーウィンゾン・ヘルナンデス(左肘痛)
今季は24試合に登板して防御率1.19と、ブルペンを支えていたが10日に登録抹消。この日は軽めのキャッチボールを行った。「プラン通りに来ていますよ。昨日(26日)は強度を上げたので、今日はゆっくりでした。ドクターの意見も聞きながら、順調にいけば来週の火曜日にブルペンに入ります」と見通しを語った。
・川口冬弥(右肘内側側副靭帯再建術および、関節クリーニング術)
4月15日に受けた手術から2か月半。まだスローイングは再開していない。ウエートトレーニングも下半身のみ。右手指の機能回復に努めるなど、限られたメニューをこなしながら日々を過ごしている。「可動域も、あともう少し出てくればというところ。術後としては順調です」と話した。
・澤柳亮太郎(右前腕部の痛み)
2024年9月に右肘関節内側側副靭帯再建術を受けた右腕。「状態自体はいいと思います。ブルペンでは立ち投げをしているんですけどまだ制限がある状況です。140キロくらいは出ているんですけど、まずは制限が取れるように」と前を向いた。
・熊谷太雅(昨年11月に左肘内側側副靱帯損傷に対する、修復およびインターナルブレースによる補強術)
「順調にきていて、今はブルペンで40球を投げているところです。来週からは球数も増やしながら、変化球も入れていきます。その次にライブBPが見えてくるかなと思います」