“ガッツポーズをしない男”が見せた魂の叫び 上茶谷大河が口にした「やけくそ」…ブルペンで感じていた異変

上茶谷が延長11回を締め括った
“ガッツポーズをしない男”が見せた魂の叫びだった。フルカウントから投じた渾身の153キロ直球がミットに吸い込まれる。4時間半に及んだ熱戦を締めくくる最後のアウトを奪うと、上茶谷大河投手は力強く拳を握り、大きく吠えた。プロ8年目で挙げた初セーブだった。
3日に行われた中日戦(バンテリンドーム)。3点リードで迎えた延長11回。8番手として首脳陣が送り出したのが上茶谷だった。ヒットと四球でランナーを背負い、2死一、三塁と一発出れば同点の場面。最後の打者・石川昂を見逃し三振に打ち取った。
普段はムードメーカーとして明るくチームを盛り立てる右腕だが、マウンド上では“先発の気持ち”を知っているからこそ、他の選手の人生を背負い魂を込めて投げる。だからこそ「いっぱいいっぱいなんですよ」と明かし、ピンチを切り抜けても表情を変えず、ガッツポーズを見せることもほとんどない。
しかし、この日は違った。3点差で迎えたセーブシチュエーション。これまで経験したことのない重圧の中で、胸の奥から湧き上がってきた感情はいつもとは全く異なっていた――。
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この先で分かる3つのこと
普段は見せないガッツポーズが飛び出した「意外な理由」とは
ブルペンで右腕を襲った、経験のない「身体のある異変」とは
極限の状況で右腕が漏らした、守護神への「率直な本音」とは
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(森大樹 / Daiki Mori)