尾形崇斗が受けた上茶谷大河からのレクチャー 語ったDeNA移籍の裏側…「何か縁があると思う」

  • 記者:長濱幸治
    2026.05.12
  • 1軍
尾形崇斗【写真:栗木一考】
尾形崇斗【写真:栗木一考】

朝7時半の電話…「トレードかな」

 ソフトバンクの尾形崇斗投手、井上朋也内野手とDeNAの山本祐大捕手による2対1の交換トレードが12日、成立した。尾形は同日、みずほPayPayドームで取材に応じた。ホークスでの9年間、そして2024年の日本シリーズでの因縁を振り返りつつ、新天地で「34歳までに日本人最速(165キロ)を出す」という壮大な野望を真っ向から掲げた。尾形の一問一答は以下の通り。

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この先で分かる3つのこと

上茶谷から30分間熱弁された、横浜で生き抜くための「秘策」
34歳で165キロは必然?本人が明かす「球速向上の根拠」
鷹の戦士から託された「禁断の願い」と、尾形が返した言葉
いつも通りに過ごしていた中でのトレードだった?
「そうです。2回ウエートしました、朝に」
荷物ももうまとめた?
「もうきょうの朝の7時半くらいには。『(球団から)来て』って言われたので」
率直にその連絡はどんな電話だろうと思った?
「めちゃくちゃ寝ていたので、あんまり分かんなくて。『トレードかな』とは思っていました」
DeNAにトレードと伝えられて。
「個人的にベイスターズの取り組みだったり、テクノロジーの使い方っていうのは、この1、2年見ていましたし、すごくいい取り組みをしてるなと思っていたので。トレードと聞いた時は『どこなのかな?』っていう思いはありましたけど、ベイスターズって聞いた時に、すごく自分のやりたいというか、方向性とマッチしているチームだなというふうに感じました」
先発として期待されている?
「そうですね、『先発で』とは言われていますし、そのための調整をあっち(横浜)でもすると思うので。ただ、トレーニングはずっと継続していたのが良かったことですし、中継ぎで1か月やりましたけど、トレーニングは変えていなかったので、よかったと思います」
ホークスのみんなからの言葉は?
「『頑張れ』と言ってもらったり。対戦の機会もあると思うので、『ちょっと手加減してくれ』みたいなことは言われましたけど(笑)。『いや、このチームにどうやって手加減するんだよ』って思いながら聞いていました」
上茶谷投手からは何かアドバイスは?
「ベイスターズの説明を30分くらいしっかり聞けたので。すごくありがたい存在です。チームの雰囲気とか、チームスタイルとか。移動のことだったり、生活のことをざっくり話してもらって。まだ行ってないんですけど、ちょっと楽になってるのかなと思います」
横浜で160キロを出したい?
「間違いなく出ると思うし、自分が目指してるのは、ここ(ホークス)では言えなかったですけど、『日本人最速を34歳までに出す』っていうことは思っていて。2、3年とかじゃなくて、10年、15年かけてトレーニングしていくっていうのを若い時から決めているので。それは継続してやろうかなと思います。フィジカルのピークをそこに合わせているので、そこまでの間に達成できると思っています」
「平均球速が年々上がっていってるのをうまく計算していったりとか、データを見ていったら、フィジカルが上がってきた時に、そのぐらいに達するのかなっていうふうに思っています」
最速というのはNPBの日本人最速?
「NPBの日本人最速ですね」
現状は165キロってことですね。
「そうですね」
福岡のファンへメッセージ。
「9年間本当に色々なたくさんの声援を受けられたのは、すごく感謝の気持ちでいっぱいだなと思います。色々な声をいただいたりしたのは、自分の中でも励みになったし。ホークスでの思い出は、2024年に優勝した時に、自分もその試合で投げられたということ。怪我して最初は出遅れてしまったけど、最後はしっかり形になったというのと。日本シリーズでベイスターズに負けたことも何か縁があると思うので。そういうことも含めて、すごくいい思い出だったなと思います」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)