「あれで勝った」 庄子代走を提言した“2人のコーチ”…小久保監督が最敬礼「僕の頭になかった」

  • 記者:長濱幸治
    2026.04.28
  • 1軍
小久保裕紀監督【栗木一考】
小久保裕紀監督【栗木一考】

9回には栗原が5号3ランでダメ押し

 ソフトバンクは28日、京セラドームで行われたオリックス戦に7-1で勝利した。先発の松本晴投手は2回に1点を先制されたものの、その後は相手に得点を許さず、6回2安打1失点、8奪三振の好投を見せた。打線は相手先発のジェリーに6回まで無得点に抑えられたものの、7回にこの日昇格即スタメンとなった笹川吉康外野手が左前に同点打を放ち、試合を振り出しに戻した。

 8回には好機で代打の中村晃内野手が勝ち越しの適時打を放つと、この回一挙に3得点。直後の守りで訪れた1死満塁のピンチでは、4番手の木村光投手が太田を二ゴロ併殺に仕留め、見事な火消しを見せた。9回には栗原陵矢内野手の5号3ランが飛び出した。試合後に取材対応した小久保裕紀監督は、代走で出場した庄子雄大内野手の盗塁が勝利を導いたと絶賛。笹川については“守備意識”について指摘する場面もあった。試合後のコメントは以下の通り。

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この先で分かる3つのこと

監督が「頭になかった」策を献言した2コーチの名前
同点打の笹川へ監督が漏らした「残れない」の真意
監督が語る松本晴の「良くないのに抑えた」成長点
7回に代走で出場した庄子選手の盗塁が大きかった。
「(今宮)健太が7回の先頭で出たところで勝負しました。庄子を代走でいきましょうという提案が村松(有人野手)チーフ(コーチ)と本多(雄一)コーチからあって。僕の頭にはなかったので。きょう(今季初先発で)入った吉康と庄子。あれで勝った試合ですよ。あそこでタイムリーを打った(中村)晃ももちろん素晴らしかったですけど、あのスチールがなければズルズルいっていたのかなと思います」
中村晃選手の代打が決まった。
「近藤(健介)の敬遠は分かっていたので。(庄子は)スチールを決めていたけど、さすがにあそこで打席には立たせられなかったので。(木村)光も良く抑えてくれたし、きょうはいい勝ち方でしたね」
笹川選手は悔しい降格を味わいながら、這い上がってきた。
「バッティングはここ何試合か良かったですけど、守備の取り組みはあまり変わっていなかったので。そこは話をしましたけど。起爆剤にはなりましたけどね」
相手先発のジェリー投手には2度続けて好投を許した。
「打ちにくそうですね。あんなピッチャーいたんですね。3Aの中継ぎでしょう。高さとかは分からないですけど、打ちにくそうですよね」
笹川選手にはいつ話をした?
「きょうあいさつに来たので。あれ(失策)で2軍に行っていたのに、同じ姿だったら(1軍に)残れないじゃないですか。そのわりには(守備の意識が)弱かったので。2軍でも雨の日にフライを落としていましたからね」
松本晴投手はしっかりと試合を作った。
「晴はきょう良くなかったと思いますけど、変化球主体でしっかりとゲームを作ってくれたので。ローテ投手としてはとても大事な部分だと思いますね。前回は調子が良くて抑えた、今回は調子が良くなくても抑えた。そこは大きいと思います。海野(隆司)もよく切り替えてリードしていましたね」
海野選手は死球が心配。
「手は大丈夫みたいですよ」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)