開幕1軍から4軍…稲川竜汰が語る現状 1人の時間を襲う“フラッシュバック”も…前を向く理由

ネットスローに取り組む稲川竜汰【写真:長濱幸治】
ネットスローに取り組む稲川竜汰【写真:長濱幸治】

プロ初登板で狂った歯車「結構やらかしたな」

 ネットに向けて山なりのボールを投げる姿に、最速153キロ右腕の面影はない。開幕1軍入りを果たしながら、現在は4軍で調整を続けている稲川竜汰投手。大きな期待を背に入団したドラフト2位ルーキーが明かしたのは、ふとした時に起きる“フラッシュバック”の存在、そして強い覚悟だった。

 13日にタマスタ筑後で行われた4軍練習に参加した右腕は、しばらくボールに触れることなく体幹メニューを中心に汗を流した。練習が終盤に差し掛かったころ、ようやくグラブを持つと、ネットの前へ。牧田和久4軍投手コーチに見守られる中、リリースの感触を確かめるかのようにフワッとしたボールを投げ続けた。

 今春キャンプでは最終盤にA組に合流すると、その後の実戦では自己最速153キロをマークするなどアピールを続けてきた22歳。開幕1軍入りも果たすなど、順調な船出と思われたが、プロ初登板で歯車は一気に狂った。ふとした時によみがえる“あのマウンド”の光景。「あ、俺あの時結構やらかしたな」――。

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この先で分かる3つのこと

ロ初登板の“惨劇”…以前から起きていた「予兆」
私生活のふとした瞬間に…稲川を襲う恐怖の記憶
ブルペンからマウンドへ…持ち続けた「一縷の望み」
ウオーミングアップで体を動かす稲川竜汰【写真:長濱幸治】
ウオーミングアップで体を動かす稲川竜汰【写真:長濱幸治】

初登板直前にすがった“一縷の望み”「変わるかもしれない」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)

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