2軍投手陣の“最新評価”…前田悠伍は「全然物足りない」 育成剛腕に求めたギャップ「中途半端」

  • 記者:森大樹
    2026.04.10
  • 2軍
東浜巨、前田悠伍、前田純【写真:森大樹、飯田航平】
東浜巨、前田悠伍、前田純【写真:森大樹、飯田航平】

左腕に求めた再現性「日々変わってしまう」

 ソフトバンク2軍は、3月31日から4月5日までビジターでのヤクルト戦(戸田)、巨人戦(Gタウンスタジアム)を戦った。この関東遠征を終えたタイミングで小笠原孝2軍投手コーチ(チーフ)に2軍投手陣の“最新の評価”を聞いた。先発した前田純投手、東浜巨投手、前田悠伍投手らの現状は? また、育成剛腕には「物足りない」と口にした。

――3月31日のヤクルト戦に先発した前田純投手は5回6安打3失点(自責1)だった。昨シーズンはもう少し球速が出ていた?
「(雨天でグラウンドの)状況が状況だったというのもありますけど、それを抜きにしても物足りなさはあります。それは間違いないです」

――リハビリから復帰後、2軍では2試合目。登板を重ねることで出力を上げてほしい?
「そう思っています。投げて出力に慣れていくこと。一番強く投げるのは試合なので、当然投げていかないと進まない。そこで強くなっていけば(出力も)変わってくるのかなと思います。逆に変わってこないと困るし」

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続きの内容は

小笠原コーチが前田悠に下した「1軍で勝負する条件」
調整中の東浜が次戦で挑む“向上”
育成剛腕が支配下を掴むために必要な「投球のギャップ」

――今月3日の巨人戦で先発した東浜投手は7回4安打1失点。回が進むにつれて制球、出力にばらつきがあった?
「その通りで、最初出力があって段々と落ちてくる。少しずつそこは改善されつつあるんだけど、特にクイックの時とか。本人も自覚してやっていると思うので、徐々に良くなってくれればいいのかなという印象ですね。あとはチェンジアップとシンカーの精度に今取り組んでいて、そこが次の登板は楽しみですね」

――5日の巨人戦で先発した前田悠伍投手は6回1失点。以前から「課題は明確で右バッターのインサイド。そこにいかに投げ切れるか」と言っていた。現状をどう見ている?
「危ないボールも何球がありましたし、全然物足りないですね。後半から少し良くなって確率も上がったんですけど、その前の登板と比べると全然確率が低かったですね」

――1軍で勝負するには良い時と悪い時の差を減らすことが必要?
「もうそこに尽きますね。その確率が上がらないと勝負にならないと思うので」

――開幕直前に2軍に合流した津森宥紀投手の現状は?
「ゾーンの中での低めと高めの投げ分けるというところで。このバッターには高めで勝負するのか、低めで勝負するのか。本来は吹きあがる真っすぐが武器なので。2軍ではそれで圧倒しないと」

――大竹風雅投手は力強い直球を投げている。
「真っすぐの強さというところでは1軍に行けば普通で。だから津森とかと一緒で、まだ育成ですけど1軍で抑えるところをイメージして細かい部分のコントロールをすることが重要になってくる。少し力を入れたら中に入ってしまうとか。同じ力感で同じボールを投げていたら、そのタイミングで振られてしまうので。その辺りの“ギャップ”ですね」

――高めのボールも多い印象。
「中途半端ですね。ちょうどバットの出やすい、振りやすい高さにいくら投げても、1軍では弾き返されるので。あとはフォークボールの精度。ベース板から外れる(球もある)ので、まずはそこですね」

――2軍は10日から関西遠征。この日のオリックス戦(杉本商事Bs)は雨天中止となったが、練習中は木村大成投手のフォームをチェックされていた。昨季からフォームも変わった?
「去年どころじゃないですね。再現性が低いので。日々変わってしまう。意識を変えると勝手に(フォームが)変わっちゃうので、その意識の確認が日々必要です。3軍戦の時はそれなりに投げていたので、それを固めていければいいのかなという印象ですね」

(森大樹 / Daiki Mori)

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