ソフトバンクの2軍は21日、ファーム・リーグの阪神戦(タマスタ筑後)に8-0で大勝した。先発の大野稼頭央投手が6回2/3を3安打無失点の快投。2番手の張峻瑋(チャン・ジュンウェイ)投手も2回1/3を1安打無失点に抑えた。
打線は3回に高橋隆慶内野手、嶺井博希捕手、牧原巧汰捕手の適時打で大量5点を先制。6回には山下恭吾内野手が公式戦初アーチを放つなど、その後も得点を重ねた。試合後、取材に応じた斉藤和巳2軍監督の主なコメントは以下のとおり。
――大野投手が7回途中まで無失点の好投。全体的に振り返って。
「ナイスピッチングだったね。もちろん最後のイニングを投げ切ってほしい部分もあったけど。でも予定した球数より少し多く投げさせたので。小笠原(孝2軍投手)コーチと判断して『いい感じで投げているので、こういう機会ですしもう少し行かせましょうか』って」
――100球が目途だった?
「いや90球ぐらいの予定だったんだけど、『もう1イニング行かせますか』って。投げ切ってほしいなとも思ったけど1人のランナーで交代という形になった」
――B組からA組へ行って、またB組に戻ってきた。前と比べて良くなった点は?
「良くなった点は、頭と気持ちが整理できたこと。でもまだまだきょうのピッチングでも課題はあるからね。投げ切れなかったというのはもちろんだけど、基本的にはかなりの確率でボール先行からスタートするので。課題はしっかり残ったというところ。ただあそこまで投げ切った。それぐらいやってもらわないといけないピッチャーなんですけどね」
――本人も「開き直った」と話していた。
「まあ展開も展開だったので。味方打線が5点早めに取ってくれた。そうやって切り替えやすい状況を作ってくれたところは、ピッチャーとして感謝しないといけないことなので。ただ自分が切り替えられたのではなくて、そういう試合展開を作ってくれたのもバッター。でもしっかりそういうことを自分でやれたっていうのは、自信に変えてほしい。接戦でも僅差の場面状況でも、そういう気持ちでやれるかどうかは、今後大事になってくると思うので」
――2番手の張投手は7回途中から登板して無失点。
「WBCから帰ってきて、徐々にという感じでやっているけど。能力的にはもっと圧倒してほしいなというのはあるので。まだまだ課題の多いピッチャーなんでね。ただ目一杯投げているという部分なんで。でもやっぱりそれは大事なことで、彼にとっての長所でもあるので、少しずつ色々なことのレベルを上げていってもらえたらなと思います」
――山下選手にも一発が出た。
「森笠(繁2軍打撃)コーチに聞いたら『緩い球狙います』って言って打席に入ったみたいで。実際にその緩い球をしっかり一発で捉えて、ホームランという最高の形になった。あんな当たり見たことない。監督として見て3年目やけど」
――秋からフィジカル強化に務めてきた。成長をどう見ている?
「そういったところに特化してやったので。大きく身体が変わったというわけではないですけど。ただ一番は精神的なところ。昨年よりも考え方とか発言、取り組む姿勢も含めて大人になってきたなという。なったじゃなくて“なってきた”。まあそれだけでも成長やん」