対左専用オーダーも不発…小久保監督「あれじゃ寂しい」 井上朋也の守備には“苦言”「投手は許せない」

小久保裕紀監督【写真:竹村岳】
小久保裕紀監督【写真:竹村岳】

上沢は7回途中を投げて90球、1失点と好投

 ソフトバンクは12日、巨人とのオープン戦(みずほPayPayドーム)に0-1で敗れた。先発の上沢直之投手は6回2/3を投げて90球、6安打7奪三振1失点の好投を披露。2週間後に迫る開幕戦のマウンドに向けて順調な調整ぶりを示した。9回にはドラフト2位ルーキーの稲川竜汰投手が登板し、1回をピシャリ。オープン戦4試合目の登板でいまだ無失点と、アピールを続けている。

 打線は柳田悠岐外野手と栗原陵矢内野手がそれぞれマルチ安打をマーク。チームは6安打を放ったが、つながりに欠けて零封負けを喫した。試合後に取材対応した小久保裕紀監督は稲川に高評価を与えた一方で、井上朋也内野手の守備には苦言を呈した。主なコメントは以下の通り。

会員になると続きをご覧いただけます

続きの内容は

栗原の捕手起用に小久保監督が言及「もう1回くらいは」
井上の緩慢プレーを小久保監督が指摘「投手が許せない」
「あれじゃ寂しい」監督が突きつけた若手野手の“生きる道”

――上沢投手は素晴らしい内容だった。
「はい。きょうは開幕前で一番球数を投げる日だったので。しっかり投げ切ってくれましたね」

――三振も取りたいところで取れていたイメージ。
「まあ自分が投げたいボールで打ち取るというよりは、色んなボールを試したいということでやっていたんですけど。それでも全部のボールの精度が高かったんじゃないですかね」

栗原のマスクは「もう1回くらいは考えている」

――栗原選手がマスクをかぶった。前回はミスも目立ったが……。
「きょうはそんなシチュエーションじゃなかったので。ワンバウンドもなかったですしね」

――オープン戦で残り1回はマスクをかぶらせる?
「もう1回くらいはちょっと考えていますね」

――捕手を守ることができれば、負けている展開での守備でも起用できる。
「そうですね。はい」

――稲川投手のマウンドでの落ち着きはどう見ている?
「全然悪い姿を見ていないので。逆にちょっと……、ランナーが出た時はどうなのかなというのは気になるところではありますけど。まあ、今のところはしっかりアピールしてくれていますね。(開幕1軍は)狭き門ですけど、すごくアピールしていますね」

――野手についてはこの試合で一区切りと話していたが。
「ここで一区切りというよりは、やっぱり(巨人は)左ピッチャーがあれだけ投げていて。きょうはそのために作っている打線で、なかなかあれじゃ寂しいですね。あれやったら別に左(打者)でもええやんっていうふうになるんですよ、やっぱり。別に右対右、左対左って、あまり気にしていないので。でも、やっぱり(当落線上の選手に)チャンスを与えるとなると、そういうところで『やっぱり(左投手の)入ってくるボールは強いね』という印象を持たせるのが彼らの生きていく道なんですけど。残念ながら、それは全くなかったですね」

「あとは(2回1死二塁の場面で)ライト(の井上朋也)も、(走者が三塁を)回らないと決めつけていたのかな、っていうくらいのチャージ(の緩さ)だったので。あれだとピッチャーは多分許せないんじゃないですかね、やっぱり。外野手と(内野手を)両方やると決めているのであれば、あそこの守備のチャージも、もうちょっと来ないとですね。(本人に)確認したら、回らないと決めつけたわけではなかったらしいんですけど。誰が見ても、そう思えるくらいのチャージしかしていなかったので」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)