先発マスク減少も揺るがぬ捕手の“矜持” 海野隆司が腐らない理由「左右のエースを…」

  • 記者:長濱幸治
    2025.06.04
  • 1軍
先発マスクをかぶり、無失点勝利に貢献した海野隆司【写真:古川剛伊】
先発マスクをかぶり、無失点勝利に貢献した海野隆司【写真:古川剛伊】

有原は5月9日オリックス戦以来となる3勝目

 エースとのコンビでつかみ取った約3週間ぶりの白星だった。「なかなか勝ちが付いていなかったので。その意識はしていました」。3日の中日戦(みずほPayPayドーム)でスタメンマスクをかぶり、無失点勝利に貢献した海野隆司捕手の表情には安堵感が浮かんでいだ。

 決して楽な展開ではなかった。先発の有原航平投手は3回を除いて毎回走者を背負う苦しいピッチング。それでも海野は懸命にリードし、相手に得点を与えなかった。4月11日のロッテ戦(ZOZOマリン)から、8試合連続で右腕とバッテリーを組んでいる27歳。試合前までの直近2度の登板はいずれも黒星。気にしないわけがなかった。

 正捕手候補の最右翼としてシーズン開幕から多くの試合でスタメンマスクをかぶってきた海野。一方で、5月以降は嶺井博希捕手や渡邉陸捕手に先発を譲る場面も増えてきた。現状、自らが置かれている立場をどう捉えているのか。言葉にしたのは冷静な分析と、捕手としての“意地”だった。

マウンドで有原航平と話す海野隆司【写真:古川剛伊】
マウンドで有原航平と話す海野隆司【写真:古川剛伊】

「18/26」→「8/23」も…変わらぬ対話姿勢

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)