「今から行ってこい」…周東抹消で急遽昇格の舞台裏 笹川吉康が受け止めた指揮官の“ゲキ”

  • 記者:長濱幸治
    2025.05.01
  • 1軍
笹川吉康【写真:古川剛伊】
笹川吉康【写真:古川剛伊】

2軍戦で延長10回まで出場…「びっくりしました」

 選手会長離脱の“激震”は、本拠地から50キロほど離れた筑後のファーム施設にも影響を及ぼしていた。2軍戦の真っ最中に届いた、想像さえしていなかった突然の連絡――。慌ただしい現場の状況を追った。

 4月29日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)。4試合ぶりのスタメン出場が予定されていた周東佑京内野手が急遽、出場選手登録を抹消された。チームリーダーの離脱を受け、白羽の矢が立ったのが笹川吉康外野手だった。同日、タマスタ筑後でのウエスタン・阪神戦に先発出場していた22歳。試合は同点のまま9回を終え、タイブレークに突入していた。

 ホークスの選手たちが延長10回を守り終えた直後、2軍マネジャーに1本の連絡があった。周東の抹消と笹川の昇格が決まったことを伝えるものだった。「いきなり『今から行ってこい』と言われて。どんな形でも1軍に上がれることはチャンス。嬉しかったのと同時にびっくりしましたね」。そう振り返ったのは笹川だった。

緊急昇格も求められるのは結果…「言い訳はできない」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)