受け止めた“3番手”…毎日が入試 廣瀬隆太が求めた数字「野球作ったやつだれだ」

  • 記者:飯田航平
    2025.04.19
  • 1軍
廣瀬隆太【撮影:荒川祐史】
廣瀬隆太【撮影:荒川祐史】

覆す“序列”…「1か月間だけでも勝つ」

 自分だけの城を築くために葛藤してきた。試練を乗り越えて掴んだ1軍の舞台で、廣瀬隆太内野手が躍動している。「A組に入れるものだと思っていた」という春季キャンプではB組からのスタートとなり、その道のりは決して平坦なものではなかった。オープン戦では1軍での出場はあったが、小久保裕紀監督から告げられたのは「セカンドでは3番手」という厳しい現実だった。

「『侍ジャパンに選ばれていたし、そういう複雑な気持ちはあるだろうけど、その中で頑張るしかないんだよ』って言われました。でもちゃんと冷静に考えたら自分は3番手だなと思って。そこは受け入れるしかないと思えました」

 3月に行われた侍ジャパン壮行試合のメンバーにも選出されていたが、チーム内での評価は厳しいもの。廣瀬の胸中を察したうえで指揮官は伝えたが、その言葉は重く響いた。開幕1軍は逃したものの、5日の西武戦から昇格。以降はスタメン出場も重ねている。3番手の通告を真正面から受け止め、自身を見つめ直したことで、求められるものの高さを知った。「それぐらいじゃないと、ひっくり返せないですからね」。抱いてきた葛藤を率直に語った。

同期が証言…「あいつもイライラするんですね」

(飯田航平 / Kohei Iida)