ベンチスタートの開幕戦で見えた“不屈の魂” コーチが語る牧原大成の「唯一無二」

  • 記者:長濱幸治
    2025.03.29
  • 1軍
牧原大成【写真:竹村岳】
牧原大成【写真:竹村岳】

開幕戦の6時間前にグラウンド一番乗り

 開幕戦の開始時間から6時間ほど前、グラウンドに一番乗りしたのは今季プロ15年目を迎えた牧原大成内野手だった。28日のロッテ戦(みずほPayPayドーム)に備え、若手野手らとともにアーリーワークで汗を流した32歳は黙々とバットを振り込んだ。

 こう書き出してはみたが、この日の出来事は決して珍しいわけではない。シーズン中、早出練習に参加するのが牧原大にとっての“日課”だ。風景は変わらずとも、背番号8を取り巻く環境は大きく変わったといっていいだろう。

 2023、2024年と2年連続で開幕スタメンを勝ち取ったのに対し、今季はベンチからのスタートとなった。年明けの自主トレでは「正直、練習の量はできなくなってきている」とこぼし、「もう若くないし、出られる機会は減ってくる。セカンド以外をやれと言われたらやります」と本音も明かした。様々な思いを抱える中でも、牧原大の姿勢は変わらなかった。

牧原大成【写真:竹村岳】
牧原大成【写真:竹村岳】

絶賛の打撃コーチ「敗戦の中でも絶対に響く」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)