米経営者に学んだルーティン 「脳の容量を使わない」…松本晴の驚くべき思考

ブルペンで投球を見つめる松本晴(左)【写真:冨田成美】
ブルペンで投球を見つめる松本晴(左)【写真:冨田成美】

開幕ローテ争いの真っ只中でも驚くべき視野「興味本位ですよ」

 24日のA組ブルペン。木村光投手や津森宥紀投手の投球を背後から見守った小久保裕紀監督の横で、目を光らせていたのが松本晴投手だった。他の投手のピッチングを“見学”すること自体は珍しくないが、利き腕も投球スタイルも違う2人の姿をなぜ見つめていたのか。

「例えば木村光なら真っすぐに凄く角度があって、スプリットが効果的ですし。津森さんは吹き上がる球が持ち味で、そこにどういうボールを使えば生きるのかなと。(ダーウィンゾン・)ヘルナンデスも見ていたら、右バッターの外高めに吹き上がる球を練習していたり、内角だったらちょっとカット気味に投げていて。ベース盤から外れるように、絶対に中に入れないという意識も見えましたし。自分に生かせるものがないかなと。まあ、興味本位ですよね」

“興味本位”と語りながらも、その目は投手コーチのごとくつぶさに観察していた。自身は開幕ローテ争いの真っ只中。勝負に集中するあまりに周りが見えなくなってもおかしくない状況でも、常に周囲を見る目は欠かさない。松本晴は自身が成長する“ヒント”はどこにでも落ちていると話す。

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)