“城島2世”が手に入れたい放物線…「僕の打球は汚い」 山川塾で得た支配下へのヒント

  • 記者:長濱幸治
    2025.02.21
  • 1軍
盛島稜大【写真:冨田成美】
盛島稜大【写真:冨田成美】

城島CBOが期待「将来的にはメジャーで」…20歳に示されたアーチストへの道

 新たな“師匠”からのレッスンは限られた時間だった。それでも、数日間で得たものは、「城島2世」にとってかけがえのない財産となった。今キャンプが自身初のA組スタートとなった育成3年目の盛島稜大捕手。20歳が目を輝かせたのは、山川穂高内野手が惜しみなく教えてくれた技術論だった。

 身長187センチ、体重104キロの堂々とした体格。現役時代は強打の捕手の代名詞だった城島健司チーフベースボールオフィサー(CBO)から「将来的にはメジャーでプレーできるくらい、スケールのでかいキャッチャーになってほしい」と期待をかけられる20歳。昨季は2軍で“公式戦デビュー”を果たしたが、3試合で7打数1安打4三振と結果を残せなかった。一方で3、4軍のファーム非公式戦で99試合に出場し打率.299、4本塁打、50打点と非凡な打撃センスも見せつけた。

 順調な成長過程を示しているかに思えるが、盛島自身は悩みを抱えていた。「思ったよりもホームランが打てないんです」。そんな有望株に手を差し伸べたのが城島CBOだった。盛島と同じ沖縄出身で、現役屈指のアーチストである山川に20歳の指導を依頼した。これまで挨拶を交わした程度の2人だったが、この出会いが盛島に大きな変化をもたらした。

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)