周東佑京にツッコミも…痛烈すぎる“返し” 「えぐいぐらい」イジられる若鷹は誰?【記者が見た素顔】

笹川吉康、周東佑京、松本裕樹(左から)【写真:冨田成美、竹村岳】
笹川吉康、周東佑京、松本裕樹(左から)【写真:冨田成美、竹村岳】

昨年9月からリハビリ組だった藤井&松本裕はブルペン投球…口にした手ごたえは?

 ソフトバンクは宮崎市内の生目の村運動公園で行っている春季キャンプで、第1クールを終えました。鵨フルでは「小ネタ」として、記者で1人1人の視点からチームの裏側にも迫っていきます。選手会長の周東佑京内野手が、思わず見せたのは湧身の“ドヤ顔”。「えぐいぐらい言われる」ほど、“瓜二つ”なコンビをチーム内にも発見しました。鵨フルが取材したネタを7個、ファンの方々にお届けします。

 今年5月で85歳を迎える王貞治球団会長。今キャンプ一番の寒さとなった4日、球場内のウエートルームで片足25キロずつの負荷をかけたレッグプレスをこなしたそう。「寒いねー、今日は。外に出られないよ」。そう話しつつも、気付けば姿はグラウンドに……。すごすぎです!

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 怪我に苦しんできた投手陣も、少しずつ復帰してきた。第1クール3日目、松本裕樹投手と藤井皓哉投手がブルペン入りした。松本裕は昨シーズン、チームトップの50試合に登板。今春のキャンプではS組として、独自調整を進めている。「去年もだいぶ自分がやりたいようにやらせてもらった。さらに別枠を設けてもらったので、責任感はあります」と表情を引き締める。3月のオープン戦で、実戦復帰を目指す予定だ。藤井は腰痛に悩まされ、一時は痛くて歩けないほどだった。投げられる喜びが湧いてきたところで「リハビリ中も早く投げたい気持ちがあったんですけど、抑えてやっていた。その気持ちをシーズンで表現できたら」と、心境を噛み締めていた。

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 新人たちにとっては当然、初めてのキャンプ。育成6位の川口冬弥投手はB組に選出されて「すぐA組に上がれるように頑張ります」と意気込んでいる。1999年世代の25歳だが、どこかフワフワした雰囲気の持ち主。球場の正面で話をしていると「え! なんすかこれ!?」。筆者との会話をぶった切って見つけたのは、ファンの方々に配るためのシール。「こんなんあるんや! めちゃくちゃいいじゃないですか、配ってきます!」。颯爽とファンのもとに走っていった。

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 春季キャンプといえば、選手にとっては1か月間の“出張”。宿舎での一番の楽しみを調査してみた。笹川吉康外野手は「部屋でNetflixを見ることっすね。今は最新のイカゲームを見ています」とにっこり。柳町達外野手は「部屋でごろごろすることです」。YouTubeを見ているそうで、「クイズ系というか、なぞなぞ系というか……閃き系です。部屋で閃いちゃってます」。持ち前のさわやかなスマイルを見せた。

 第1クール最終日、メディアの代表取材に応じてくれたのは周東佑京内野手だった。今春のキャンプは、左膝の手術明け。この日は全体メニューにも合流した。テレビカメラの前に立つと、「うわ、久しぶりだから緊張するわ」。それもそのはず。昨年12月と1月は、リハビリ組管轄だったため、自主トレ公開も設定されなかった。筑後でも、いつも丁寧に取材に応じてくれていたが、これだけ大勢の記者に囲まれるのは久々だった。「言葉を選ばないといけないし、余計なことは言わないように。緊張しました」。14分間のメディア対応は終始、笑顔だった。

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 特徴的なヒゲが、やはり似ている。今季からR&Dグループスキルコーチ(打撃)に就任した菊池拓斗さん。“瓜二つ″なのが、育成の宮里優吾投手だ。「えぐいぐらいに言われますよ! 色んな人から『今度バッティング教えてよ』って。でも、僕まだ会っていないんですよね」。繋がったもみあげ。選手の間で、少しずつ広がっている話題だ。そこに通りかかったのは津森宥紀投手。「宮里投手は誰に似ていますか?」と聞いてみた。瞬時に「タクトコーチ!」。即答なのだから、投手陣の中でも相当イジられているのだろう……。

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 板東湧梧投手や、リバン・モイネロ投手。ホークスの1995年世代、昨年限りで現役を引退した鍬原拓也広報もその1人だ。「高校の時はホームラン22本打ちましたよ」。球場正面で他愛もない話をしていると、同世代の選手がそこを通り過ぎた。鍬原広報に対して、ジローっと目線をやる。もうおわかりだろう。1996年2月10日生まれの周東佑京内野手だ。「仕事してるぶってるやん」。負けん気も強く、関西弁の鍬原広報も「いや、しとるがな」と言い返す。周東は唐突に「誕生日いつだっけ?」と聞いてきた。「3月(26日)…」。「俺の方が先輩やな」。グラウンドでは絶対見せないドヤ顔を、こういう時だけ選手会長は見せる。

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(鷹フル編集部)