プロ入り初の未登板も「最も濃い1年」 武田翔太の決意と後悔…向き合って拓いた新境地

  • 記者:上杉あずさ
    2024.12.07
  • 1軍
ソフトバンク・武田翔太【写真:冨田成美】
ソフトバンク・武田翔太【写真:冨田成美】

麻酔が覚めた瞬間に抱いた思い「気合を入れてやらないと」

 8か月が経ち、スッキリとした表情で日々を過ごす。「だいぶ体は仕上がってますよ、肘以外は」と冗談っぽく笑う。ソフトバンクの武田翔太投手は今年4月に「右肘内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)および鏡視下肘関節形成術」を受け、リハビリに励んでいる。

 復帰までに1年から1年半を要する大きな手術だが、プロ13年目で覚悟のメスを入れた。「気持ちは全然(大丈夫)。もうフィジカルだと思っているので」。とにかく前を向き、今できること、すべきことに焦点を当て、充実した時間を過ごしていた。

 必要だと思うことはとことん勉強し、追求するのが“武田流”。プロ生活を思い返しながら、「今年に関してはマジで入団してから一番濃かったかな……」と言った。これまでにリーグ優勝や日本一、日本代表としても脚光を数多く浴びてきた中で、プロ13年目で初めて公式戦のマウンドにすら上がれなかったシーズンを「一番濃かった」と表現した。

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)