“ダイエーユニ”で和田毅を見送った明石健志 自ら発案の「サプライズ」…“奇跡”の舞台裏

  • 記者:上杉あずさ
    2024.11.14
  • 1軍
現役引退したソフトバンク・和田毅(右)と明石健志氏【写真:竹村岳】
現役引退したソフトバンク・和田毅(右)と明石健志氏【写真:竹村岳】

当日朝に知った一報…携帯に映った「引退します」の文字に「えーー!」

 ダイエーに入団し、メジャーリーグへ挑戦、そしてソフトバンクに復帰……。22年にもわたるプロ生活を終えたレジェンドを「正装」で見送りたかった。野手で最後の“ダイエー戦士”が自ら発案したサプライズ。実現の舞台裏に迫った。

 5日午前10時、和田毅投手が今季限りで現役を引退することが球団から発表された。左腕が決断したのは7月ごろ。正式発表の瞬間まで想いを隠し通した。引退会見は、みずほPayPayドームで同日午後5時から行われることが決まっていた。

 この日、筑後では野手の秋季キャンプが行われていた。和田の引退が一斉に報道されると、筑後にも衝撃が走った。練習が終わった午後3時半過ぎ、足早に球場を飛び出したのは、今季まで2軍打撃コーチを務めた明石健志氏。引退会見に駆けつけるために、帰路を急いでいた。

 明石氏が一連の報道を知ったのは、この日の朝だった。練習中に携帯電話が鳴った。画面を見ると和田からの連絡。「引退します」という文面が目に入ってきて、思わず「えーー!」と声が出た。

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)