「泣かされるくらいブチギレ」…修学旅行の間に成長 戦力外の21歳の“縦スラ”との出会い

  • 記者:上杉あずさ
    2024.11.12
  • 1軍
ソフトバンク・瀧本将生【写真:飯田航平】
ソフトバンク・瀧本将生【写真:飯田航平】

高校3年時に受けた叱責…「お前が(背中で)見せなきゃダメだろ」

 プロへの道を切り開いてくれたのは“魔球”との出会いだった。そして、この“魔球”と共にまだまだ夢を追い掛けるつもりだ。ソフトバンクからこのオフに戦力外通告を受けた瀧本将生投手は、2021年の育成ドラフト11位で入団。千葉・市立松戸高から同校史上初のプロ入りを果たしたが、怪我もあって思うような結果を残せぬまま、高卒3年目で無念の退団となった。

 瀧本の野球人生は“奇跡”の連続だった。「多分、他(の学校)やったら埋もれていました。野手だけしかやっていなかっただろうし……」。まず運命を変えたのは、市立松戸高への進学。中学時代に同校の朝隈智雄監督から「瀧本はプロにできる」と熱烈な“オファー”をもらった。他の強豪私立から特待生の話もあったが、すべて断り、受験して公立校に進学した。もともとは外野手だったが、監督の慧眼と自身の希望が重なり、1年秋に投手に転向した。

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)