明らかになったホークスの“歴史的守備力” 衝撃数値「85.9」…圧倒的な周東&栗原の存在

ソフトバンク・栗原陵矢【写真:小林靖】
ソフトバンク・栗原陵矢【写真:小林靖】

GG賞の発表は11月12日…ホークス野手陣が“総ナメ”でも納得できる証拠

 2024年シーズンが終了したプロ野球界では今後、各表彰の発表が続いていく。特に注目を集めるひとつは、両リーグで守備のスペシャリストを決める「三井ゴールデン・グラブ賞」だ。今年は11月12日に発表される。

 同賞は記者投票によって決められる。打撃と違い、判断を主観に委ねるケースが多い守備の表彰は、毎年のように議論を巻き起こす。ただ現代は、守備にも先進的な指標が登場している。今回はセイバーメトリクスの守備指標を用いて、ホークス野手陣の守備力をおさらいする。どの選手がゴールデン・グラブ賞にふさわしいパフォーマンスを見せていたのだろうか。

 守備の評価には「同じイニングを守った場合、平均的な選手と比較して、どれだけ失点を防いだか」を表すUZR(Ultimate Zone Rating)という指標を用いる。たとえば、ある選手が遊撃で1000イニングを守り、UZRが5.0だったとする。この場合、この選手はNPB平均レベルの遊撃手が1000イニング守った場合よりも、5点分の失点を防いだことになる。

 これはチーム単位で見ても同じ考え方ができる。たとえばある球団の遊撃UZRが+10.0であれば、そのチームは遊撃の守備でNPB平均よりも10点分の失点を防いだと考えることができる。

 今回はUZRの枠組みでの評価が困難な投手、捕手を除いた7ポジションを順に見ていきたい。

■過去と比較しても歴史的な守備力を発揮した2024年のホークス

DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する「1.02 Essence of Baseball」の運営、メールマガジン「1.02 Weekly Report」などを通じ野球界への提言を行っている。(https://1point02.jp/)も運営する。