育成5年目が逃した“1枠” 揶揄された「助っ人に負けた男」…23歳が震える戦力外期間

ソフトバンク・勝連大稀【写真:竹村岳】
ソフトバンク・勝連大稀【写真:竹村岳】

ソフトバンクの勝連 同期の戦力外に「他人事じゃない」

“戦友”がまた1人、チームを去ることになった。10月7日、ソフトバンクは9選手に対して来季の選手契約を結ばない旨を通達した。そのうちの1人、育成5年目だった伊藤大将内野手の戦力外通告に「他人事じゃない」とこぼしたのは勝連(かつれん)大稀内野手だ。2019年の育成ドラフトで伊藤は3位、勝連は4位で入団。ともに高卒同期の内野手としてしのぎを削ってきた。

「同期として伊藤はずっと一緒にやってきたので。でも、寂しいとかっていう感情はあんまりなくて……。そういう世界なのかなって思いますし、自分も(戦力外通告)期間が終わらない限り、まだ可能性はあるので。そんなに他人事ではないし、自分もあるのかなって思います」。勝連は静かに現実を見つめている。

 強い覚悟を胸に秘める一方で、焦る様子はない。「戦力外になるかもしれないと怖がってプレーするよりは、前向きに考えてプレーしようかなと思っていて。ここで野球が終わるわけじゃないですし。これはいろんな方から言われるんですけど、『ここが全てじゃない』って。モチベーションを保つのがこの時期は難しいと言われるし、『難しいやろうけど頑張れ』と言われるので。気持ちを落とさずに頑張っていこうかな」。真っ直ぐに目の前の野球と向き合っている。

5年間の中でも「一番ショックが大きかった1年」

戦力外の可能性も変わらない姿勢…「なんくるないさ」の精神

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)

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