一発ギャグも余裕「みんなで同級生会をしても、やっぱりイサミは面白い」
幅広い年代の選手がプレーするホークスの中で、各世代の特徴はメンバーの人数や性格によってさまざまです。特に明るいオーラを放っているのが、1996年度に生まれた世代。1軍で活躍する主力も多く、年齢的にも脂が乗ってきたころです。
今回は、96年組のひとりである笠谷俊介投手に「同級生を何て呼んでいますか？ 何て呼ばれていますか？」と質問。「僕らはみんな仲良い」という特別な空気感や、各選手との関係性を教えてもらいました。
――松本裕樹投手は？
「マツですね。マツは静かです。もう見たまんまですね。でも内に秘めている闘志はすごいものがありますし。（同期入団で同じ投手なので、行動をともにすることも多かったのでは？）。そうですね。マツはずっと怪我をしていて、リハビリをずっとしていたので」
――栗原陵矢外野手は？
「クリはクリです。（第一印象は）コミュニケーション能力がめっちゃ高かったです。僕らは、ギーさんとか見たら『うわ、ギーさんや……』ってなるんですけど。クリは『おはようございます！ 1年目の栗原です！』って。あいつが（挨拶などに）行ったから、僕らも行きやすかったですし。クリにはずっとシュンって呼ばれていますね」
――甲斐野央投手は？
「甲斐野はヒロシです。ヒロシもコミュニケーション能力が高いですよね。他球団みんな友達ってくらいですし」
――泉圭輔投手は？
「泉は、イズミとか圭ちゃんとか。泉にもシュンって呼ばれていますね。泉は、アイドルオタクの頭いいやつって感じでした。頭の回転が速そうやなって感じで」
「（大卒で）入ってきた時は嬉しかったです。でも『またライバルが増えるな』って思いました。毎回それは思いますよ。（自分と同じ）左投手が入ってくるかとかも気になりますし、同級生ってことに限らず。でも僕らはみんな仲良いですね」
――野村勇内野手は？
「イサミはイサミです。僕は最初全然しゃべらないし、どんなんやろって思っていたんですけど。普通に関西人です。面白いです。みんなで同級生会をしても、やっぱりイサミは面白いです。キャラではないんですけど（一発ギャグとか）振ったら絶対にするし。『いやいや、いい』とかもないです。ノリと勢いで何でもしてくれます」
――藤井皓哉投手は？
「藤井です（笑）。藤井は固いですね、勇とは真逆ですね。ツンデレなんですよ。悪ノリとかできないタイプです。“良い子ちゃん”に見せかけて“悪い子ちゃん”ですよ」
「でも浮いているとかじゃないです。『藤井いけ』とか言われると、『はい、出た出た』みたいな。みんなで行った時も、みんながふざけていて、藤井がやる時とか面白いじゃないですか。でも、その場は白けるんですよね（笑）。それぞれがいいバランスって感じです」
【甲斐野央編】
驚きと疑問「なんでクビに」、同級生の“緊張”解いた食事会…甲斐野央と96年組の関係
（竹村岳 / Gaku Takemura）
