2度目の戦力外も覚悟していた… 黒瀬健太を変えた中田翔との出会いと球団の期待

  • 記者:上杉あずさ
    2022.08.01
  • 1軍
ソフトバンク・黒瀬健太【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・黒瀬健太【写真:藤浦一都】

一昨年オフに中田の自主トレ参加を志願した黒瀬「愛情も厳しさもある人」

 ようやく日の目を浴びる時が来た。入団から7年目を迎えた黒瀬健太内野手が7月28日、念願だった支配下契約を勝ち取った。同30日の西武戦で代打でデビューを果たすと、31日の同戦ではプロ初スタメン。第1打席で決勝点となる勝ち越しの犠飛を放って、初のお立ち台にも上がった。

 元々は2015年のドラフト5位で入団しており、4年ぶりの支配下復帰となる。高卒3年目のオフに戦力外となり、以後は育成選手としてプレーしてきた。なかなか2軍に定着することさえ出来ず、3軍で過ごす時間が長かった。秋には毎年のようにクビを覚悟していた。

 今季で7年目となるプロ生活の中で、最も苦しかったのは6年目の昨季だった。打ってアピールしたとしても、支配下選手が優先されるこの世界で、育成の黒瀬はすぐに3軍行き。2軍で与えられるチャンスは本当に限られていた。昨秋はいよいよ「本当に終わるんか……」と覚悟したという。

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)