前日は5発大勝も警戒「毒まんじゅうに」　鷹・藤本監督の試合前の一問一答全文

――昨日はホームランの威力を感じる試合だった。
「ホームランはいいね。でもホームラン打ったあとっていうのはちょっと警戒しないと。毒まんじゅうになる可能性があるからね。そこはしっかりやっていかないとね」

――打ったのがグラシアル選手や柳田選手。
「その辺は毒まんじゅうにはならないけどね。牧原（大）も今年ちょこちょこいいところでホームラン打っているけど、その後もいい形が続いてるんでね。大振りにだけならないように。特に今日のピッチャーはチェンジアップがいいんで、そこはしっかりとコンタクトできるようにやってもらいたい」

――相手投手が左に変わる。
「右も左も打率は変わらないから、どっちでもいいんやけどね。3試合しか投げてないけど、右左どっちも1割6分前後。どっちでもいいんだけど、とりあえず今日は、柳町は使いたいけど足の状態がね。ちょっと1歩目というのが遅いもんね。バッティングの方の状態はいいんで、切り札に置いとこうかなと。当然、辛島が9回までずっと来るとは限らないんで。大体5、6回で代わっているところもあるし、ちょっと今日の場合は柳町をちょっとジョーカーに置いておこうかなと思ってます」

「今日は野村（勇）と正木の若いのを2人使って。三森もちょっと死球の後遺症もあるし、状態のところもまだそんなに上がってきてない。これも使いながら上げてもらわないと、しょうがないんでね。途中からすぐ行けるように準備してもらうという形で、今日は全員で戦っていきたいと思います」

――牧原大選手の休ませ時を考えないと、と話していた。
「休ませますよ。アイツは体はそんなに強くないんで。今状態はいいんで、どっかで休憩入れながら。ジュリなんかでも昨日2本打てたっていうのは、4日間、試合がなかったのがあったんじゃないかなと思う。プロ野球の場合、疲れているから打てないっていうのも、少しおかしな話なんですけど、そういうリフレッシュも必要かなと」

「特に牧原大とか、そういうところは、1年をまだフルにしたことがないんで。やっぱり休ませながらやっていかないと、いいリフレッシュをさせないといけないのかなとは考えてます。それがいつかはわかりません」

――柳町選手や三森選手に不安があってやり繰りも大変。
「一応、周東もいるし。今日は周東は出ていない。そういう同じレベルの選手が多いんでね、その辺は変わらないんじゃないかなと。正木は状態がいいんで、できるだけ早く使いたいというのがあった。今日から左（投手）が4試合続くんで。そこは正木にちょっと頑張ってもらいたいなと思います。正木にとってはいいチャンスなんでね。ここでいいアピールしてくれたら、野村勇もそうだけど、と考えています」

――辛島投手は通算ではよく打っている。
「真っ直ぐはそんな特別速いわけじゃない。140出るか出ないかぐらいなんですけど、ちょっと速くなっているかな。ただモーションがゆったりとしてるんで。あの真っ直ぐが140前後の球でも速く見えるんですよね、バッターからしたら」

「なぜかと言ったら、あのチェンジアップがいいから。カーブよりチェンジアップ。あのチェンジアップにいかに振らされないか、で、捉えられるか。だからもうゾーン上げていかないとね。160キロ出るピッチャーじゃないんだから。それでもそれだけ抑えてるということはコントロールが今年は特にいいんじゃないかなと思ってます。低めの球をなかなかヒットにすることは難しいんでね、やっぱりゾーンを上げていくしかないかなというところですね」

――楽天の打線は。
「いいですよね。左ばっかりやけどね。強い球にも速い球にも強いしね。イヤですね」

――甲斐野投手の投球フォームも変わった。
「今日はベンチから外します。昨日だいぶパフォーマンスしているんで。連投も2軍で1回しかやっていないので。昨日はいいピッチングをしてくれたので、今日は1日ベンチを外して、明日からまた徐々に。こっちでも連投させるように。それで後ろに入ってきてくれたらいいじゃないかなと思います。今日はレイを入れるんでね、中に」

――今日もスモールベースボール？
「言っといたらホームラン出るからね。『今日はスモールベースボール』と書いておいて」