3年連続で日本ハムと激突「楽な戦いにはならない」
ソフトバンクの小久保裕紀監督は13日、「2026 パーソル クライマックスシリーズファイナル パ」の前日会見に臨んだ。14日からの日本ハムとの対戦について「楽な戦いにはならないでしょう」と言及。キーマンの存在も踏まえて、指揮官が語った展望とは? また、首痛で全体練習に姿を見せなかった柳田悠岐外野手についても「厳しいかもしれない」と見通しを語った。指揮官のコメント全文は以下の通り。
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対戦相手が日本ハムに決まった。
「昨日は休日だったので、自宅で西武対日本ハムの試合を見ていました。対戦チームが日本ハムに決まって、よりワクワク感と期待感と、いろんなものが入り混じるというか。しっかり日本ハム戦に合わせて、準備を進めているところですね」
チームに期待するところは?
「クライマックスシリーズとはいえ、戦い方が急に変わるわけじゃない。シーズンでやってきた選手たちの姿、それをそのまま出してもらえるような環境を整えたいなと思っています」
「ワクワク感」というのは?
「僕が監督になってから、クライマックスシリーズのファイナルは日本ハムと戦うというところで、新庄監督との作戦の駆け引きも、過去に何度かやり合ってきているチームなので。お互いを知り尽くした上での戦い。そういったところも含めて、ワクワクしています」
日本ハムはファーストステージで「偽装スクイズ」も仕掛けていた。作戦面の駆け引きについては。
「何が来ても驚かないというのをチームの選手、コーチ陣には伝えているので。それで動揺した方が負けだと思っている。ある程度、予測できる場面であったりとか、カウントに応じて、来た時にはしっかりと対応しながら。日本ハムさんにとってすごくいい作戦になったとしても、浮き足立たないのが大事だと思っています」
短期決戦で大事にすることは。
「短期決戦だけではないんですけど、基本的にはその日の試合の流れを一番重視するのが僕の考え。それはクライマックスシリーズになっても変わらないと思います。あとは自分の中で『動く後悔』より『動かない後悔』の方が大きいと思っているので、自分の中でしっかり決断できるようにしたいなと思いますね」
選手にもより積極的なプレーを求めたい。
「選手に関しての積極的なプレーのミスはね、ミスは起こるものなので。それが自分の中で積極的なプレーだったかどうかというところだけでいいと思います。動くか、動かないかを決められるのは僕しかいない。決めたところでしっかりと、納得してくれたらいいかなと思っています」
チームの雰囲気は?
「雰囲気というか、我々はファーストステージを見ながら、待つ身なのでね。選手たちは早くあの緊張感の中で試合が始まらないかな、と。始まってしまえば普段通り行けると思います。この待ってる間が一番しんどいんですけどね、みんな引き締まっていましたね」
今年は2勝のアドバンテージがある。
「アドバンテージが2勝で、4勝で勝ち抜けるならいいと思うんですけど、3勝するまでは終わらない。我々の戦いからすると3勝をどうするかということしか考えていなくて。最大7戦まである中でとにかく3勝をするということだけ。そこに向けて頭を使ってやっていくだけです。ファンも含めてとにかく3つ勝つ。それだけです」
選手会長の栗原陵矢選手に期待することは?
「(本塁打と打点の)2冠を獲って、ホークスの主軸になりましたから。あまりプレッシャーかけすぎずに、余計なことを考えずに、今まで通り、しっかり打つべきボールを打つ。そこに集中してほしいなと思います」
本拠地開催で地の利がある。
「最終戦セレモニーでもファンの方々にお話しさせてもらいましたけど、もう一度我々に対して力を貸してほしいという意味でお願いしました。この地の利を活かさないとダメなので。地元のホークスファンを前に選手たちが躍動することを期待します」
日本ハムとは3年連続の対戦。
「僕らが決められる問題じゃないですけどね。僕が監督になってから3年連続で日本ハムとのクライマックスシリーズ。楽な戦いにはならないでしょう」
シーズンでは18勝5敗2分けと大きく勝ち越した。
「普段から言っていますけど、やっている僕らは数字以上に、数字みたいな感じには捉えていないです。どっちに転んでもおかしくない戦いの繰り返しだったので」
新庄監督との対決もファンは注目する。
「それよりもパ・リーグでもうこの2球団しかない。1試合しかない中に立てる喜びと感謝を持ちながら、あとはそれがプロ野球ファンの心に響くような、記録よりも記憶に残るプレーがお互い多いとプロ野球界全体も盛り上がると思う。そういう思いでやりたいですね」
最大7試合あるが、一気に決めたい。
「もちろんです。投手の起用に関しても、明日は倉野コーチから最終的には伝えられますけど、シーズン中とは違うところでの起用は当然あります。それも含めて準備はしています」
初戦の入りも重要になる。
「初戦は何より大事だと思います。モイネロに頑張ってもらうしかないです」
柳田選手の状態は?
「柳田は行けそうやったんですけど、ちょっと厳しいかもしれないですね」
どんな状態?
「実際、今日も動けていないので、いきなりとなるとちょっと怪我のリスクも怖い。明日来てから様子を見ながらになりますけど、いない方の打順を決めるという指示は出してます」
キーマンを挙げるなら?
「それは先発ピッチャーだと思いますよ。ゲームを作らないと話にならないじゃないですか。チームを代表して投げるピッチャーたちなので、そこがゲームを作って、打撃陣が点を取るという」
選手それぞれに、シーズンを通して積み上げてきた信頼がある。自信を持って送り出せる?
「僕のできることは選手を信頼して送り出すことしかできないんで、それに尽きます」
山本祐大選手への期待は?
「祐大は当然キャッチャーとして、なのでね。その中で打順が何番になるか分からないですけど、作戦にも絡めるいい選手なんで。どこを打っても作戦に絡めるっていう貴重な戦力だと思ってます」
第2先発以降の重要性は?
「第2先発は置かないつもりです。そもそも重要視してないんで。第2先発ではなくて、球数制限もないですし、ダメならダメで早めの継投に入るということですね」
(竹村岳 / Gaku Takemura)