10月2日、遠征中に迎えたバースデーは「特に…」
飛躍を遂げた23歳から、さらなる高みを目指す24歳に――。10月2日に誕生日を迎えた庄子雄大内野手。今シーズンはチームの遊撃手として最多となる68試合に先発するなど、出場107試合で打率.244、1本塁打、26打点、21盗塁をマーク。プロ2年目にして定位置を掴もうかとするほどの勢いを見せている。
1日から仙台、千葉、そして再び仙台というレギュラーシーズン最後の遠征中に迎えた24歳のバースデー。庄子は1年に1度の記念日をどのように過ごしたのか。あまりにイメージ通り過ぎた一日の流れ……。口にしたのは、切実すぎる「欲しいもの」――。そして、仲のいい鈴木豪太投手との間にあった“ほほえましいやり取り”も明らかとなった。
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この先で分かる3つのこと
24歳を迎えた庄子雄大が語るストイックな誕生日「去年も覚えていない」
鈴木豪太の“塩対応”に庄子も反撃「まずあいつの誕生日を知らない(笑)」
CS、日本シリーズを勝ち抜き日本一へ…飛躍誓う24歳シーズンの抱負
「いや、もう本当にいつも通りというか。普段と変わらない一日でしたね。多少、周りの方から『おめでとう』とは言われましたけど……。特にそれ以外は何もなかったです」
ファンであれば脳裏に浮かぶであろう、ストイックな庄子らしい過ごし方だった。宿舎で食事を取り、つかの間のゆっくりとした時間を過ごして、眠りにつく――。バースデーケーキも買わなかった。「去年の誕生日も覚えていないですね」。苦笑いを浮かべながら庄子は頭をかいた。
鈴木豪に“反撃”「まずあいつの誕生日を知らないので」
「庄子さんは僕のことを好きですよ」と豪語する鈴木豪は、先輩に何かを贈ったのか? 尋ねると、意外な言葉が返ってきた。「全然、何もしていないです! 僕の誕生日(8月31日)に何もしてもらってないですもん。これから何か贈る予定? 全然ないっす!」。それでも、「誕生日おめでとうとは言いましたよ。多分、一番最初だと思います」。ざっくばらんに明かしたところに2人の関係性が表れている。
庄子も負けてはいない。「だって、まずあいつの誕生日を知らないので(笑)。何かをあげる方が難しいっすよね」。グラウンドでは見せない“含みのある笑み”を浮かべた。
両親や祖父母、友人から多くのメッセージを受け取ったという24歳。自身へのご褒美も買っていないというが、欲しいものがあるという。「物欲とか特にないので。物よりも休みが欲しいですね」。1軍で定位置をつかみ取るため、心身をすり減らしながら戦う日々を過ごす庄子ならではの“願い”だった。
「レギュラーシーズンはあと1試合ですけど、その先にCS、日本シリーズとあるので。まずはそこをしっかりと勝ち抜けるように。まずは日本一を1年の目標において頑張りたいなと思います。そして来年はさらにパワーアップできるように。走攻守全てにおいてレベルアップする一年にしたいなと思います」
最後はいつものように真剣に24歳の抱負を語った庄子。誰もが想像しなかった飛躍を果たした23歳の1年間から、高みを目指す一年に――。庄子雄大に立ち止まるという選択肢はない。
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)