栗原陵矢がアウトカウントを間違えた夜 球場を後にした午後11時半…室内から聞こえた打球音「納得いかない、自分に」

  • 記者:森大樹
    2026.09.18
  • 1軍

選手会長に就任した2026年、本塁打と打点の2部門でリーグトップ

 ホークスは17日、3年連続のリーグ優勝を飾りました。鷹フルでは主力選手はもちろん、若手やスタッフにもスポットライトを当てながら、今シーズンを振り返っていきます。選手会長として、4番として、2026年のホークスをけん引した栗原陵矢内野手。特別な1年を送った背番号「24」にとって、忘れられない夜がありました。帰路に就いたのは、試合終了から2時間半以上が経過した午後11時半を過ぎーー。今シーズンを象徴する、ある夜の出来事に迫りました。

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 現時点で本塁打と打点の2部門でリーグトップの成績を残すなど、ホークスの「4番」としてチームを何度も勝利に導いてきた背番号「24」。優勝が近づいてきた9月、栗原はこんな言葉を口にしていた。「いい姿を見せながら、最後に優勝できるように頑張っていきたいです」。守備のミスに、浮かない表情を見せることもあった。

 7月11日の楽天戦(みずほPayPayドーム)での出来事だった。6点リードの3回1死一、二塁。三塁を守っていた栗原のもとに打球が飛んだ。併殺でチェンジかと思われた瞬間、栗原はゆっくりと三塁ベースを踏み、二塁走者を封殺。アウトカウントを間違えて、そのままベンチへ引き上げようとした。後続を打ち取って事なきを得たものの、試合後の小久保裕紀監督からは「隙だらけです。隙しかないでしょう」と厳しい言葉が飛んだ。

 その日の試合終了は午後9時。選手やスタッフが1人、また1人と本拠地を後にしていく中、栗原は午後11時半を過ぎても球場にいた。2時間半以上の間、一体何をしていたのか。チームの中心を担う立場だからこそーー。「今までなかった」と振り返った行動には、あの日の悔しさが詰まっていた。

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アウトカウントを間違えた翌12日、ヒーローインタビューに応じる栗原陵矢【写真:栗木一考】
アウトカウントを間違えた翌12日、ヒーローインタビューに応じる栗原陵矢【写真:栗木一考】

7月11日の夜に「ここまで打った日はない」

(森大樹 / Daiki Mori)