【斉藤和巳手記】若鷹の涙に「俺は何も思わない」 繰り返す“期待と裏切り”…苦悩の日々「正直しんどい」

  • 記者:森大樹
    2026.09.16
  • 2軍

斉藤和巳2軍監督が寄せた鷹フル独占手記

 ホークス2軍は16日、ファーム・リーグ西地区優勝を飾りました。2024年の4軍監督、2025年の3軍監督を経て、今シーズンから2軍監督に就任した斉藤和巳監督。初めて2軍で指揮を執った1年で何を感じ、何を得たのかーー。鷹フル独占手記をお届けします。

「正直、1年間で貫いたことなんて何もないよ」。斉藤監督が噛み締めた自らの力不足と指導者としての思い。大山凌投手が流した涙に口にした「何も思わない」の真意とは。そして中村晃内野手が見せたプロの姿勢——。若鷹と過ごした日々で感じた葛藤、様々な思いが交錯した1年間を振り返ります。

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 ファーム・リーグ西地区の優勝を飾ることができました。今シーズン、タマスタ筑後をはじめ、球場に足を運んで若い選手たちに温かい声援を送り続けてくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました。その声が選手たちの背中を押してくれたのは間違いありません。まずは監督として、心から感謝を伝えたいです。

 1年を振り返れば、記憶に残った場面はいくつかある。6月17日のオリックス戦。5月末に2軍に落ちてきた大山が、この日も3ランを打たれた。試合後、室内練習場に行くと奥で涙を流しながらシャドーピッチングをしていた。普段明るいあいつが、あんなふうに泣く姿を見せるのは珍しいことだった。でも「涙を見て、どう思うか?」と聞かれたら、冷たく聞こえるかもしれないけど、俺は「何も思わない」って答える。

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この先で分かる3つのこと

涙の投手へ伝えた「泥臭く一筋の光を掴む重要性」
12四球の翌日に語った「打たれてもブレない覚悟」
斉藤監督の胸を打った「中村晃が見せたプロの姿」
斉藤和巳監督【写真:栗木一考】
斉藤和巳監督【写真:栗木一考】

12四球の翌日…ミーティングで投手陣へかけた言葉

高橋隆慶を迎える斉藤監督【写真:栗木一考】
高橋隆慶を迎える斉藤監督【写真:栗木一考】

中村晃の姿に「やっぱりこういうことだよなって」

秋広優人の声出しに笑顔を見せる斉藤和巳監督【写真:竹村岳】
秋広優人の声出しに笑顔を見せる斉藤和巳監督【写真:竹村岳】

(森大樹 / Daiki Mori)

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