杉山一樹が吐露した守護神の苦悩 上沢直之に言葉を掛けられても貫いた“自責”「結果がダメなら意味が無い」

  • 記者:長濱幸治
    2026.09.11
  • 1軍
11日の日本ハム戦で試合を締めくくり、握手を交わす杉山一樹と海野隆司【写真:栗木一考】
11日の日本ハム戦で試合を締めくくり、握手を交わす杉山一樹と海野隆司【写真:栗木一考】

2年連続30セーブ到達も「気にしていない」

 守護神として実質2年目の今シーズンは、苦しみの連続だった。はっきりと視界に入っているゴールを前にしても、杉山一樹投手が気を緩めることはない。「いくら一生懸命やっていたとしても、結果がダメなら意味が無いので」。その言葉には、与えられた役割への強い覚悟がにじんでいる。

 10日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)、1点リードの9回に登板した杉山が相手打線を“制圧”した。先頭から2者連続三振を奪うと、最後は水谷をフォーク3球で空振り三振に仕留めて試合を締めくくった。圧倒的な投球で2年連続となる30セーブ目を挙げた右腕だが、試合後は「気にしていないです」と一言。喜びの色さえ見せなかった。

 一つの節目にたどり着いたこの日、試合前に杉山はこう明かしていた。「今シーズンは楽に投げられた試合は1つもない。しんどいですよ」。振り返ったのは前日9日の登板だった。シーズン最終盤であることに加え、右腕にはどうしても失敗できない理由があった。「2度も潰していたので」――。

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11日の日本ハム戦に登板した杉山一樹【写真:栗木一考】
11日の日本ハム戦に登板した杉山一樹【写真:栗木一考】

上沢への感謝「人柄というか、兄貴肌な人なので」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)