異例の申告敬遠の舞台裏 マウンドでの“1分間”にあった思惑「ちょっと迷った」…首脳陣と津森宥紀が明かす真相

  • 記者:長濱幸治
    2026.08.21
  • 1軍
9回2死走者なしで津森宥紀と話をする倉野信次投手コーチ【写真:井上学】
9回2死走者なしで津森宥紀と話をする倉野信次投手コーチ【写真:井上学】

津森、倉野コーチ、細川コーチが明かした舞台裏

 4時間34分の激闘を戦い抜き、勝ちに等しいドローを呼び込んだのは首脳陣の“勝負手”だった。2死走者なしのケースでの、異例の申告敬遠。その判断はどのように下されたのか。

 20日の日本ハム戦(エスコンフィールド)、同点の9回2死走者なしでレイエスを迎えた場面だった。倉野信次投手チーフコーチ兼ヘッドコーディネーター(投手)は駆け足でマウンドへ。津森宥紀投手と海野隆司捕手、そして内野陣との入念な話し合いは1分に及んだ。ベンチに戻った倉野コーチから言葉をかけられた小久保裕紀監督はうなずき、審判に向けて申告敬遠のジェスチャーを取った。

 延長11回も同様のケースでレイエスを申告敬遠し、徹底して相手の主砲との勝負を避けたホークス。9回のマウンドで何が話し合われていたのか。倉野コーチ、細川亨バッテリーコーチ、そして津森の証言から見えてきた真相とは――。異例の作戦の舞台裏を探った。

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この先で分かる3つのこと

津森が明かした、異例の敬遠にマウンドで抱いた葛藤とは
倉野コーチがマウンドで直接伝えた、ベンチの決定事項とは
マウンドでの対話が1分間も長引いた理由…細川コーチの分析
力投した津森宥紀【写真:井上学】
力投した津森宥紀【写真:井上学】

「決定事項」だったレイエスの申告敬遠

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)