先発の村田は6回7安打5四死球で4失点
ソフトバンクの2軍は8日、ファーム・リーグのオリックス戦(みずほPayPayドーム)に1-4で敗れた。先発の村田賢一投手は2回に先制点を許すと、同点で迎えた6回には3本の安打を集められて3失点。6回7安打5四死球4失点と苦しい投球となった。
打線は2回に2四死球で好機を作ると、緒方理貢外野手の犠飛で同点に追いついた。一方で3回以降は散発3安打に終わり、相手投手陣に10奪三振を喫するなど苦しんだ。「1番・DH」で先発した中村晃内野手は初回に安打を放つなど、3打席で2度出塁した。試合後に取材対応した斉藤和巳2軍監督は、2番手で登板した5年目左腕のフォームに言及。「覚悟がなかなか見えてこない」と、親心からの苦言を呈した。指揮官の主なコメントは以下の通り。
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3軍戦が長引いた関係で、試合前練習はちょっとバタバタした。
先発の村田投手は苦しみながらも粘りの投球だった。
「まあ粘り強くは投げてくれたかなという感じはするね。昨日の岩崎(峻典)と一緒よね。タイプ的にもよく似てると思うけど。やっぱりピッチャーはコントロールだね」
村田投手は出力という面に課題を置いていると思うが、どう見ている?
「出力は大事な部分ではあるけど。ここ近年で流行り始めた出力っていう言葉を、みんながどう考えているのかなと思うところはあるけどね。出力だけでは抑えられないので。出力は大事なんだけど、その先に大事なことがまたあるのでね」
村田投手と1対1で話すことは?
「たまにね。ほとんど3軍にいるから、そんなに話すことはないけどね」
育成になって迎えた今シーズンは苦しい状況が続いている。村田投手の心意気はどう映っている?
「そこは本人が一番感じていると思うし、彼だけじゃないけれどもね。勝負の年と思ってやっているとは思うので。ただ、勝負の世界なんでね。色々とシビアな部分があったりする。彼も3軍が主戦場になってしまっている部分もあるけど、こうやってところどころで(2軍に)投げにきて、結果は出ていると思うんだけど。昨日も話したように結果だけじゃないのでね、(首脳陣から)見られているところっていうのも。内容という部分も見られているので。そういったところがまだ詰めきれていないなと。なかなかそこから先にいけていないなという感じはしているけどね」
7回から2番手で登板した木村大成投手はフォームがかなり変わっていた。
「年中フォームは変わっているから。そこはピッチングコーチともそういう話にはなるけど、本人に聞くと『変えているつもりはない』って言うので。まあ変えていないと言われれば、変えていないんだけど。周りから見ると、誰が見ても変わっている感じがするので。その話はもう今年だけじゃないんでね。一昨年くらいからずっとしているので。外から見ていても、そう感じるわけじゃないですか。そこを本人がどう考えているのかという部分もあるので。こちらも押し付けられないんでね。本人がこれでいくというものを大事にしているところもあるので。ただ、それが毎回変わってしまっている」
選手として結果を残したいという思いから変えるところもある。
「そうね。そういう気持ちはもちろん大事だけど、やりきるっていうところもね。簡単な言葉かもしれないけど、継続することも必ず大事になってくるので。そういったところの覚悟というのかな。そういった部分が大成に関しては、姿としてなかなか見えてこない。本人の中では危機感を持って投げている。こういう結果になった後は必ずちょっとテンションが下がって、落ち込んだりするので。そういう姿を見ると、彼の中でも色々と工夫をしながらやろうとしてるのは、こっちも感じているけど」
本人に言いすぎて、変にプレッシャーになってもいけない。
「いや、プレッシャーっていうことではないけどね。もう本人が責任を取らないといけないので。あとはもう自分自身で考えてやっていかないといけないですし。ある程度は本人の意思を尊重したいっていうスタンスで、2軍だけじゃなく球団を挙げてやっているんでね。結果を残したもの、評価されたものが残っていくので。そのあたりは本人任せにしているわけではないですけど、色んなことをすり合わせながらやってもらっているけどね」
石見颯真選手は守備面でプレーが多かった。
「うん。まあ浮き沈みはあるかなという感じだね。やっぱり気持ちの浮き沈みであったり、そういったところが練習や試合の中でも見えてしまうところはあるので。まだ2年目というところでね、そこは周りも目をつぶってくれているところももちろんあるけど、そういった話も本人と少ししながらやっているけどね。こういう、いいプレーが出ることに越したことはないので。ただ,いい時は誰もが気分良くできるので。ただ、うまくいかない時であったり、そういったところ本当のその人の姿なので」
フリー打撃を見ていても、飛ばす力を含めてポテンシャルが高い。
「まあ能力はね。それは彼だけじゃなく、2軍にいる支配下の選手、そして育成の選手も含めてね。ピッチャー、野手の全員に能力はあると思っているので。それが2軍の成績にも出ているんでね。勝つためだけにやっていない中でも、こうやって勝てているし。ピッチャーも野手も、数字的には他のファームのチームと比べても、いい数字を残しているので。そういうのを見ると、やっぱり能力が高い選手がうちには多いなというのは感じているので」
中村晃選手もヒットを打ち続けている。
「ねえ。1試合に1本、必ず打つんだよね。まあ本人の中では理想が高いので。なかなか納得していないかもしれないですけど。1日でも早く1軍に戻ってもらってね。まあ、ファンが一番待っていると思うので。それに対して我々が全力でバックアップできたらな、と思っていますけどね」
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)