️山川穂高の2号2ランで逆転
ソフトバンク2軍は23日、ファーム・リーグの巨人戦(タマスタ筑後)に2-1で勝利した。打線は1点ビハインドの3回、1死一塁で山川穂高内野手が左中間フェンスを越える豪快な2号2ランを放ち、逆転に成功。先発した育成8位ルーキーの北斗投手が9回を116球で投げきり、6安打4奪三振1失点の快投を披露。1点のリードを守り切り、プロ初完投勝利を収めた。
また、9日に登録抹消され、10日から2軍に合流して以来、試合出場がなかった中村晃内野手が「3番・一塁」で出場。3回の第2打席では二塁への内野安打を放った。試合後、取材に応じた斉藤和巳2軍監督は、5回からベンチに退いた中村晃について、交代直後の会話を明かした。指揮官の主なコメントは以下の通り。
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この先で分かる3つのこと
交代後の中村晃が指揮官に直訴した「胸熱な申し出」
プロ初完投の裏で指揮官がチクリと刺した「今後の教訓」
豪快弾を放った山川の現状に、指揮官が漏らした本音
9回の続投は決めていた?
「いや、もう決めた(笑)。とりあえず9回も上がらせましょう、と。球数もあったし、展開も難しいところだったけど、とりあえず9回マウンド上がらせてから、状況を見てこっちで考えましょうかっていうのは、小笠原コーチと話をして『わかりました』と」
ピンチもあったが、粘りながらの投球だった。
「守備にも助けられたり、相手のミスにも助けられた。走塁ミスね。最後まで投げ切るっていうのは、そういうことも起こり得たりするもんなので」
9回はワンプレーのたびに監督の笑顔がカメラに映っていた。リチャード選手の飛球の場面とかもあった。
「あそこは、あの後、藤田(悠太郎)の話を聞いたら、ボール球要求がもうど真ん中にっていうところやから。そこもラッキー。そういうところはしっかりできるようにならないと。それぐらいのコントロールはちゃんと身につけられるように、それはいい教訓として、今後に活かしてくれたらいいけどね」
1年目から2軍のローテーションに定着してアピールしている。
「いやあ助かってる、本当に。ある意味ローテーションの中心ぐらいの感じで2軍で回ってくれているんで。間が空いたりももちろんするけど、しっかり最低限の仕事は常にやってくれているんでね。今日は担当スカウトも来てくれてるんで、スカウトと編成のおかげでピッチャーの運用が助かってる。怪我人が多いから、ちょっとね」
藤田選手は守る方でも打つ方でも活躍した。
「そうね、あの送球ね。あんな感じで投げて、ああいう球も投げれるんやっていう。もうアウトになった瞬間、すぐ高谷コーチと目が合ったっていうね(笑)。それくらい素晴らしい送球だったなと思います」
北斗投手は8回まで投げたことがあったが、その時は交代していた。成長という意味で、9回を投げさせようと思えた理由は?
「基本的にはそこは球数も見てるんで。試合中に小笠原コーチと今までどれくらいの球数を投げてきたかっていうので、100球を超えたことがなかったんで。展開次第では100球は頑張らせたいですよね、と。そこら辺を経験させたいですよね、みたいな感じで話していた。あとは試合展開もあるんで。相手の早打ちに助けられた時もあったりしたんで、こっちが思っているよりも球数を抑えながら投球できた」
成長を感じる部分は?
「こうやって最後まで投げ切れたっていうのも大きな成長。ただ、いつも言うようにもっと上を目指すには『ここ』という時のボールをどうやって投げるかっていうところとか。細かいところには絶対になってくるから」
中村晃選手が2軍戦復帰。ベンチで最後まで声を出していた。
「もうそのまま上がってくれてもよかったんやけど、本人が『ベンチにいていいですか』と言うから。断る理由もないので。山川は上がっているし、別にそこら辺のクラスの選手は全然こちらも認めているので。ただ晃から言ってきた。『最後までベンチにいていいですか』と。『全然いいよ』って言って。ただ『声出せよ』と(笑)。『途中で帰りたいっていうのもOKやからな』とは声はかけたけど、野球が好きなんやろうね。グラウンドにいることが好きなんじゃない?」
その申し出をどう感じた?
「それも本人に言ったよ。『好きやな、野球』って。そしたら笑っとった(笑)」
山川選手は試行錯誤をしながらやっていると思うが、監督はどう見ている?
「試行錯誤してるな、っていう感じやね。何かいろいろ自分の中で試しながら打席には入っている。練習からやってるなっていう感じはするけど。ただ、その確率がなかなか上がらない。こういう1本で感覚を取り戻してくれたらなと思いますけどね」
(森大樹 / Daiki Mori)