前田悠伍が変貌した8分間 「もう楽しむしかないな」…1年ぶりに見せた“笑み”に隠された真実

初回は39球も…5回1安打7奪三振1失点で無傷の3勝目
初回に39球を要した20歳左腕が、2回以降はまるで別人のような姿を見せた。ベンチに座り、たった1人で下した決断――。わずか「8分」あまりの時間で、前田悠伍投手の内面では明確な“変化”が起きていた。
6-3で勝利を飾った6日のDeNA戦(横浜)。先発マウンドに上がった前田悠は初回、2つの四球と安打などで1死満塁のピンチを背負うと、ヒュンメルには押し出し四球を与えて早々に先制点を献上した。「初回はどうなるかなと。(前回登板に続いて)2試合連続の満塁弾もよぎったけどね」。小久保裕紀監督も心配そうに見つめていたが、2回のマウンドに上がった左腕は周囲の不安を一掃した。
先頭として打席に入ったのは、大阪桐蔭高時代にバッテリーを組み、全国制覇を果たした1学年上の松尾汐恩だった。前田悠は4球で遊ゴロに仕留めると、そこから一気に波に乗った。5回まで1人の走者を出すことなくアウトを積み重ね、結果的には5回1安打7奪三振1失点で今季無傷の3勝目をマーク。チームを救う快投を披露した。
初回の投球を終え、2回のマウンドに上がるまでのインターバルはおよそ8分間。ほんのわずかな時間で左腕は何を考えたのか。マウンド上で思わず浮かべた「笑み」の意味、そして投手が陥りやすい“負のスパイラル”から抜け出した経緯を振り返った。
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この先で分かる3つのこと
ベンチの8分間で何が変わった? 好投を呼び込んだ「思考」
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1年ぶりに見せた「笑み」の真実。ピンチで心に決めたこと
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(長濱幸治 / Kouji Nagahama)