相関図の中心となるのは、やはり正木選手と山本恵選手です。「いつか3人で1軍の外野を守る」という夢について、川村選手は「熱望しているのは山ちゃんですよ!」と照れ笑いを浮かべていました。
5月にはついに、3人が1軍に揃いました。チームが休日だった18日は、大阪で一緒にショッピングを楽しんだそうです。「僕たち3人のグループLINEがあるんですけど、山ちゃんと正木がやり取りをしていて、僕はそれを見ながら『決まったら動こうかな』と思っていたんです。どこに行くか決まって、山ちゃんが僕の部屋に突撃してきたんです。いきなりだったので、僕まだ寝癖ボーボーですよ」。
昼からビールを飲んで束の間の休息を満喫しました。ちなみに「3人のグループLINE」ですが「名前はないですね。招待されて入っただけの“トーク部屋”って感じです」と明かしました。
1999年の同世代には、愉快な仲間ばかり。中でも大泉周也選手は同じ外野手で距離感も近いはずですが「筑後でロッカーが隣だったんですけど、いつも間(あいだ)に山ちゃんがいたので。僕そんなコミュニケーションが上手くないので、山ちゃんありきの関係でした」と、なぜか“壁”があることを強調。「1回、周也が名古屋遠征で『ご飯行こう』って誘ってくれたので『いいよ、誰誘う?』って聞いたら、向こうは2人で行くつもりだったみたいで。(自分に)悪気はないんですよ? でも拗ねちゃって、結局西尾(歩真)を連れていっちゃいました」。
しかし、今年の春季キャンプは同じB組でともに1か月を過ごし、しっかりと距離感が縮まったそうです。「周也の家にも泊まりに行きましたよ。同学年だと大友(宗)ともめちゃくちゃ仲良くなりました」と笑顔で教えてくれました。
「あ、これは書いておいてください」。川村選手が自ら切り出したのが、2歳年上の1997年世代。「(川瀬)晃さん、海野(隆司)さん、(柳町)達さん。その年代の人たち、マジでみんな好きです。めっちゃ優しいので」。川村選手は大人気忍者漫画の「NARUTO」が大好きで、少し前には谷川原健太選手もハマり出したそう。「でもタニさん『長すぎて終わらねえ』って言って、飽きちゃっていました」と苦笑いを浮かべていました。
川村選手が支配下登録されたのは、2024年3月。ともに“夢”を掴み取ったのが、緒方理貢選手と仲田慶介(現西武)でした。緒方選手は1歳年上ですが「今年のキャンプでも『オフ前、一緒にご飯行こう』と誘ってくれますね。『誰か誘っといて』と言われるので、僕が声をかけて、それをLINEで報告して、みたいな。ちょっと怖い雰囲気あるじゃないですか? でも一番優しいですよ」。仲田選手の存在も含めて“三銃士”の絆は今も健在でした。
自主トレをともにしたのは、栗原陵矢選手。「規則正しい生活」を送る姿を見て、一流たるゆえんに触れたそうです。「でも、お給料もいっぱいもらっていると思うんですけど、クリさん『化粧水貸してや』『洗顔貸してや』っていろんな人に言っているので。『え、この人お金ないんかな』とか思っています」。“毒舌”で明かした意外な一面もきっと、距離感が近いからでしょう。
最後は、同期入団の野村勇選手です。3歳年上ですが「僕はお兄ちゃんはいないんですけど、いたらこんな感じなのかなって思います」と信頼を寄せます。「一緒にご飯に行ったのに、その後になったら距離感を作ってきます。縮まったと思ったら、離されます。そんな感じなんですけど、優しいです」。とにかく、心を開いているのは間違いなさそうです。