大津亮介の躍進を支える“伝家の宝刀” 海野隆司の証言…マスク越しの違和感「シンプルに合ってない」

2日の楽天戦で7回無失点…無傷の4勝目をマーク
充実した表情で試合後の囲み取材を受けていた大津亮介投手が、一瞬だけ唇をキュッと引き締めた。「めっちゃ悔しかったです」。2日にみずほPayPayドームで行われた楽天戦。5点リードの7回1死走者なしで、武藤に与えた四球について質問が飛んだタイミングだった。試合の勝敗には関係のない1つのフォアボールに感情をあらわにしたのは、大津ならではのこだわりがあったからだ。
「フォアボールを出すくらいならヒットを打たれたほうがいいですし、やっぱり自分の持ち味でもあるコントロールを皆さんに披露できたらいいなと思っているので。あそこは悔しいです」
今季5度目の登板となった同戦も、抜群の安定感は変わらなかった。7回を投げて106球、8安打を許したものの7三振を奪って無失点。開幕から無傷の4連勝をマークし、防御率1.03とローテの柱と呼べる活躍ぶりだ。その中でも驚きは与四球数だ。ここまで35イニングを投げて、四球はわずか「2」。驚異的な制球力が躍進を支えている。
一方で、好投の要因はもう1つある。昨季の大津とは“別人”と呼べるほどの、明らかな変化。キーマンは開幕からバッテリーを組む海野隆司捕手だ。「毎試合、海野さんのリードを信じて投げていますし、本当に海野さんのおかげだなと思います」。右腕が絶対の信頼を寄せる正捕手が口にした“事実”。それは今シーズン、相手打者に抱く「ある違和感」だった。
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この先で分かる3つのこと
データが示す、昨季から一変した大津の「投球の軸」
海野が「使い過ぎない」と決めた配球の鉄則
海野が絶賛する大津の能力と、右腕のさらなる目標
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「15.9%→25.0%」明らかに変わった投球スタイル
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)