首脳陣が明かした柳田悠岐の今後 代役出場も…気になった若鷹の“隙”「もっと自分に厳しく」

  • 記者:森大樹
    2026.05.03
  • 1軍
柳田悠岐【写真:栗木一考】
柳田悠岐【写真:栗木一考】

柳田が死球で欠場…小久保監督「骨挫傷です」

 気になる“大黒柱”の今後――。1日の楽天戦(みずほPayPayドーム)で右膝に死球を受けた柳田悠岐外野手が、2日の同戦を欠場した。同日に病院を受診した37歳に対し、小久保裕紀監督は「骨挫傷です。骨には異常はあるけど骨折ではないので。回復次第、復帰してもらう形になる」と話した。

 柳田は今季、ここまで25試合に出場し、打率.277、3本塁打、13打点。開幕から22試合で4番に座り、4月16日の楽天戦(北九州)では決勝3ランを放つなど、プロ16年目を迎えた今も中心打者として大きな存在感を示してきた。

 2日の試合後、村松有人野手チーフコーチは、柳田の“今後の見通し”に具体的に言及した。主に指名打者として出場してきた背番号「9」の不在期間をどう運用していくのか。そして、この日“代役”として出場した若鷹のワンプレーに、期待を込めたゲキを飛ばした。

会員になると続きをご覧いただけます

この先で分かる3つのこと

復帰はいつ?村松コーチが明かす柳田悠岐の「復帰の目安」
柳田不在をどう埋める?首脳陣が明かす「今後の打線運用」
期待の若手・笹川吉康へ。村松コーチが敢えて飛ばした「喝」

「西武戦までは厳しいのかなと思います。そのあたりは痛みの加減次第なので。急に良くなる可能性もある。ただ、抹消はしなくていいだろうという判断です」

 村松コーチはあくまで軽傷であることを強調したが、4~6日に行われるベルーナドームでの西武3連戦の出場は厳しいだろうとの見通しを示した。柳田は昨季も自打球により、右脛骨の骨挫傷で長期離脱を余儀なくされた経緯がある。決して無理はさせられない。

 2日の試合では、今季初めて栗原陵矢内野手が4番に入り、2番・DHで近藤健介外野手を起用した。「DH(の起用)は近藤が中心になると思うが、山川(穂高)が入るケースもある」と、内外野の選手を柔軟に起用していく構えだ。

笹川のワンプレー「そうも言ってられない」

 そんな中、柳田に代わり「8番・左翼」でスタメン出場したのが笹川吉康外野手だった。「(笹川)吉康には頑張ってほしい」。高い潜在能力を秘める23歳に、村松コーチも大きな期待を寄せる。その一方で、2日の試合では守備で気になるプレーがあった。

 5点リードの6回1死走者なし。浅村が放った打球は左翼を守る笹川の前で大きく跳ねた。差し出したグラブは届かず、打球を後方へ逸らす形となり、打者走者に二進を許した(結果は二塁打)。「状況判断ですよね。あの点差とアウトカウントで『行くのか引くのか』。あとは打球が跳ねるのを予測できていたかどうか」。練習が難しい打球ではあったが、1軍では一つのミスが命取りになる。

「失敗してみないと分からないことはあるにはあるんですけど。まあそうも言っていられない。守備固めで出せなくなってしまっては、(出場機会が減る)というのもあるので。そこはもっと自分に厳しくやっていかなければいけないところ。本人も分かっていると思います」

 4月28日に今季初昇格を果たして以降、2試合連続適時打を放つなど結果を残してきた23歳。柳田の不在で巡ってきた好機を生かすには、攻守両面でのアピールが不可欠だ。2日の試合は4番・栗原が満塁弾を放ち快勝。連勝で6カードぶりの勝ち越しを決めた。大黒柱を欠く事態だが、一戦一戦を総力戦で戦い抜いていく。

(森大樹 / Daiki Mori)