笑顔なき周東佑京の超美技 「もう言葉がないよね」…首脳陣が語った“本当の価値”

周東佑京【写真:栗木一考】
周東佑京【写真:栗木一考】

劇的な逆転勝ちを呼び込んだ背走キャッチ

 チームを救ったスーパープレーにも笑顔はなかった。劇的な逆転勝ちでチームの3連敗を止めた13日のオリックス戦(京セラドーム)。勝利を呼び込んだのは、8回に周東佑京内野手がみせた好守だった。

 スコアレスのまま進んだ8回。オリックスに1点を先制され、なお2死二塁の場面だった。杉本の打球が中堅深くを襲うと、やや前進守備を敷いていた周東が猛然とダッシュ。最後は背走のままボールをグラブに収めた。打球が抜けていれば致命的な2点目を失っていただけに、小久保裕紀監督も「あれがないとさすがに勝てていないので。あれを取ったことで望みがつながったと思います」と笑みを浮かべた。

 これまで異次元の守備力で幾度となくチームを助けてきた周東だが、この日のプレーは筆舌に尽くしがたい価値があった。デーゲームで2位日本ハムが勝利し、ホークスが敗れていればゲーム差が1.5に縮まっていた。何よりペナントレース最終盤での4連敗となっていれば、リーグ連覇に暗雲が立ち込める事態となっていたはずだ。そんな状況を救ったにもかかわらず、周東は笑わなかった。

8回に好守を見せた周東【写真:栗木一考】
8回に好守を見せた周東【写真:栗木一考】

周東が明かした本音…「きょうはそこかな」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)